つぶらな瞳と小柄な身体がとても愛らしい子猫ちゃん。まだまだか細い鳴き声と一生懸命遊ぶ活発さに、夢中になってしまいます。健康にすくすく育ってもらうためにも、子猫の時期のキャットフード選びは重要です。
この記事では、子猫向けキャットフードの特徴や、気になるおやつについてご紹介します。消化のしやすさや、栄養素のバランス、使いやすさを勘案して、猫ちゃんに合うキャットフードを選んであげましょう。
目次
子猫用キャットフードの特徴とは
子猫の時期は、成長が著しく日に日に大きくなります。猫ちゃんの発育を左右する時期のため、適切なキャットフードを与えてあげる必要があるのです。健康な子猫ちゃんは、たくさん寝て、元気に遊び回ります。たくさん食べて、元気に成長して欲しいですね。
可愛い子猫ちゃんのために手作りキャットフードを与えたい気持ちも出てくるかもしれませんが、市販されているキャットフードは栄養バランスがしっかりと計算されています。保存性も高いため、市販品を用いるのがおすすめです。
猫ちゃんは肉食の動物。チキンや魚などの動物性たんぱく質を多く含んだ高脂肪の食事によって、柔らかくて艶のある毛と健康な皮膚を保つことができます。また、子猫の時期には成長に必須のビタミンやミネラル、消化を助ける繊維質も重要です。子猫用のキャットフードには、これらの栄養素がバランス良く配合されています。
子猫用キャットフードの種類
子猫用キャットフードとして販売されている商品は、缶詰などのウェットフードとドライフードの2種類です。
ウェットタイプは噛む力が弱い子猫ちゃんに食べやすい一方で、歯垢が溜まりやすいデメリットがあります。一度開封すると保存ができないため、ドライフードをメインにするご家庭が多いです。
ドライフードとはいえ、子猫用キャットフードは口の小さい子猫ちゃん用に小粒に設計されています。それでも食べづらそうにしているのであれば、お湯でふやかして与えることも可能です。
猫ちゃんはグルメな子が多いと言われています。好き嫌いがあるように感じるのであれば、ドライフードとウェットフードを組み合わせてみたり、ぬるま湯で食感を変えたりするのも効果的です。
猫ちゃんがキャットフードに飽きやすい性格であれば、複数の種類のキャットフードをお家に用意しておくのもおすすめ。普段肉系のフードを食べているのであれば、魚系フードに変えてみる。何種類かのキャットフードをローテーションしてみることができるからです。
子猫用キャットフードの与え方
市販のキャットフードの場合は、パッケージに記載されている月齢や体重を目安に量を設定します。まだまだ小さな口や胃で、1回に食べて消化できる量には限度があります。キャットフードの1日の分量を3~4回に分けて、食事と食事の間隔はできる限り一定にします。低血糖を起こす恐れがあるため、空腹の時間が長くならないよう気を付けましょう。
キャットフードの水分含有量は少ないため、水はいつでも飲めるように、たっぷりとお皿に用意してください。
子猫用キャットフードはいつまで与える?
子猫用キャットフードは、乳歯が生えそろう生後2ヶ月頃から与えられます。子猫用ドライフードをふやかして離乳食として与えることもできるので、比較的早い時期から使用可能です。
ここから猫ちゃんはぐんぐん大きくなります。成長が落ち着く生後10~12ヶ月頃までが子猫です。そのため、子猫用キャットフードから成猫用キャットフードに切り替えるタイミングは、生後12ヶ月前後と覚えておきましょう。
子猫用キャットフードから成猫用キャットフードへの切り替え
キャットフードを切り替える場合は、お腹の調子を崩さないように少しずつ切り替えます。子猫用キャットフードと成猫用キャットフードを混ぜ、次第に成猫用キャットフードの割合を増やしていきます。
お腹の調子をよく観察しながら、1週間ほどかけて新しいキャットフードに慣れさせてあげましょう。
子猫におやつは与えていいの?
可愛い子猫ちゃんがご機嫌で元気に過ごすためには、おやつが必要か気になる方も多いでしょう。市販されている子猫用キャットフードは、子猫ちゃんの成長に必要な栄養素がよく研究・計算されて配合されています。そのため、おやつは積極的に与える必要はありません。
しかし、しつけや食欲不振時には、おやつが効果的なこともあります。おやつを与えるのであれば、毎日ではなく、たまに与えるのがおすすすめです。
市販のおやつであれば、あまり嗜好性の高すぎない猫ちゃん用のフリーズドライのササミや、無添加減塩かつおぶしなどがおすすめ。マグロやささみを茹でて、食べやすくほぐしたものを与えることも可能です。
まとめ
まだまだお口や身体の小さい子猫ちゃんには、子猫用キャットフードがおすすめ。食べやすく消化しやすい形状で、ぐんぐん成長する時期に大事な栄養素を網羅できます。猫ちゃんはグルメな子が多いので、飽きが見られたら風味や食感に変化をつけるのが効果的。
おやつを与えるのであれば、メインの食事に影響しないよう注意が必要です。猫ちゃんの健康と楽しい毎日のために、食生活をしっかり整えてあげましょう。