野良の子猫を拾ったら?まずは動物病院へ連れて行こう

もしも自宅や職場の近くで、弱っている子猫を見つけてしまったら?猫好きの人なら、迷わず拾ってしまうことでしょう。しかし小さな子猫を育てた経験がなければ、どうしたらいいのか困ってしまいます。

そういうときは、まずは動物病院に連れて行くのが鉄則です。この記事ではいきなり子猫を保護することになった場合にはどうしたらいいのか、なぜすぐに動物病院に連れて行く必要があるかなどについて、詳しく説明していきます。

 

拾った子猫をすぐ動物病院に連れて行く理由は?

保護したばかりの野良猫、特に子猫の場合、弱っていたり猫風邪などの病気にかかっていることが多いもの。これは何故かというと、健康な子猫ならば大きくなるまで母猫がそばについていて、ちゃんと子育てをしているはずだからです。

 

稀に育児放棄をして健康な子猫であるにも関わらず、生まれた全匹を捨ててしまう母猫もいますが、通常は生後3ヵ月くらいに育つまでは子猫を守りながら子育てをするものです。そんな母猫が近くにいなく、子猫だけが取り残されているようなときは、その子猫が弱っているから母猫に見捨てられたと考えられます。残酷なことをするようにも思えますが、これは他の健康な子猫だけでも守り抜くための、母猫としての本能なのです。

 

さて、そんなひとりぼっちの子猫を拾ったときには、まずは動物病院に連れて行きます。子猫を育てたことがない人でも、獣医師さんにどのように対処すればいいのかを教えてもらうことができますね。

 

たとえ弱っているようには見えなくても、ずっと外の世界にいた野良猫にはノミがついていたり、お腹に寄生虫がいることがほとんど。いないほうが珍しく、ノミや寄生虫はいるものだと思っていてください。動物病院でノミの駆除剤をつけてもらったり、寄生虫を殺すための薬をもらう必要があります。

 

子猫が弱り切っているならば、しばらくの間は動物病院に入院させるという方法もあります。入院させている間に、子猫の飼育に必要な物やキャットフードなどを揃えることもできますし、なによりも動物病院に預けていれば安心です。もちろんのこと、動物病院への入院費は保護主さんの自己負担になるため、入院させるかどうかはよく考えてください。

 

動物病院が閉まっている夜間に子猫を拾ったときは?

野良猫との出会いは突然やってくるものです。動物病院が閉まっている夜間に、いきなり子猫を拾ってしまったときには、どのようにしたらいいのでしょうか?

 

小さな子猫の場合は、ダンボール箱に要らないタオルなどを敷いてその上に入れてあげます。既に自宅でネコちゃんを飼っている人の場合、ノミなどをうつしたり驚かせたりすることがないように、子猫とは別の部屋に分けるようにしてください。

 

兄弟の子猫たちを保護したときは、お互いに寄り添い合って体を温めるので、同じダンボール箱に入れてあげましょう。一匹だけのときは、不要なぬいぐるみや小さなクッションなどをそばに置いてあげると、子猫の不安が少なくなります。

 

保護した子猫の体が特に冷えているような場合は、湯たんぽや使い捨てカイロなどをそばに置きます。子猫がやけどしないように、カイロは厚めの布やタオルなどで包んでから置いてください。湯たんぽやカイロがないときには、お湯を入れたペットボトルでもOKです。

 

あとはフードですが、今はコンビニでも子猫用のキャットフードが売られていることが多いです。離乳して歯が生えているような月齢の子猫ならば、子猫用のキャットフードを置いておけば食べてくれます。まだ歯が生えそろっていなくて食べにくそうなときは、キャットフードをお湯でふやかしてあげると良いでしょう。

 

まだ離乳していないくらい子猫が小さいならば、ミルクを与えることになります。ミルクといっても牛乳を飲ませると、子猫は下痢をしてしまいます。どうしても牛乳しかない場合は一回煮沸して、冷ましてから飲ませましょう。

 

子猫がケガをしていたり、今にも死んでしまいそうなくらい弱っているならば、通常の動物病院がやっていない時間帯でも、夜間救急で診てくれる動物病院があります。ネットなどで、近くの救急動物病院を検索してみてください。ただし救急動物病院は、通常の動物病院よりも費用が余計にかかってしまうので、注意することが必要です。

 

子猫と動物病院の付き合い方

保護をした子猫が無事に元気になっても、動物病院との付き合いは続きます。検査ができる月齢に達したら、感染症にかかっていないかどうか、動物病院でウイルス検査をしてもらいましょう。必ず検査をしておきたいものは、「猫エイズ」と「猫白血病ウイルス感染症」です。同時にふたつの検査をすることができます。

 

そして体重が700グラム以上に育ったら、感染症予防のワクチン接種もすることです。子猫のワクチン接種は、ひと月あけて二回おこなうのが基本とされます。

 

その子猫を自宅で飼い続けられないという人は、里親さんを探さなければなりません。動物病院によっては里親募集のポスターを掲示させてくれるところもあるので、一度相談してみることをおすすめします。

 

まとめ

野良の子猫を保護すると金銭面はもちろん、プレッシャーなどで精神面でも大変です。しかし拾われなければ、その子猫は命を落としていました。

一匹でも多くの野良猫の命が救われるのは、素晴らしいことですね。