ペットシッターにお留守番をお願いして猫の不安を解消しよう

公開日 最終更新日

マイペースで奔放さが特徴のネコちゃん。飼い主さんも連れない態度をとられた経験もあるのではないでしょうか。

 

夜行性で、1日の半数以上を寝て過ごす、まさに「寝る子」なネコちゃんは、1日から2日ほどのお留守番なら1人で大丈夫ともいわれています。

 

しかし、数日誰ともかかわらない生活は、ストレスや不安になってしまいます。飼い主さんとの分離不安から、不穏な行動をとってしまうネコちゃんも。

 

ネコちゃんにお留守番してもらうなら、自宅にペットシッターを呼んで、ネコちゃんのお世話をしてもらう方法がおすすめです。

 

ネコちゃんがペットシッターと落ち着いて過ごせるために、自宅でお留守番ができる準備をしておきましょう。

 

ネコちゃんはペットホテルよりもペットシッターとお留守番がいい理由

自由気ままに生きるイメージが強いネコちゃん。単独で勝手気ままに行動に長けているため、飼い主さんがいない家でも変わらずに過ごせるといわれています。

 

その一方で、ネコちゃんは、自分の知らない場所で過ごしたり、知らない場所におでかけしたりすると、不安やストレスを抱えやすい動物です。

 

飼い主さんは、出張や旅行などで、数日間ネコちゃんを留守番させなくてはならない状況もあるでしょう。

 

ネコちゃんが慣れていない動物病院やペットホテルに預けるよりも、ネコちゃんが生活しなれた空間でペットシッターとお留守番するほうが、ネコちゃんにストレスや不安をあたえずに済みます。

 

ネコちゃんがお留守番中の分離不安対策

ネコちゃんをお留守番させるときに、注意しておきたいのがネコちゃんの分離不安です。ネコちゃんは飼い主さんの姿が見えなくなったり、家に1人にさせられたりすると、不安やストレスを感じてさまざまな行動にでてしまうもの。

 

とくに、子猫のころから、飼い主さんと一緒に過ごしてきたネコちゃんは、分離不安が出やすいとされています。

 

ネコちゃんが分離不安で起こす行動

・飼い主さんの姿がみえるまで泣き続ける

・遠吠えのような声を出す

・トイレの失敗、粗相

・ものを壊す

・下痢、嘔吐など体調不良

・食欲不振

・毛が無くなるくらい毛づくろいをおこなう

 

ネコちゃんがお留守番で分離不安にならないための対策

・お留守番まえに別の部屋で過ごす時間を数分作る

ネコちゃんにお留守番に慣れさせようと、最初から長時間飼い主さんが離れる行為は、分離不安を悪化させかねません。まずは、別の部屋に移動する場合、数分からはじめていきましょう。

 

・離れられたらご褒美のおやつをあげたりおもちゃを渡したり

数分でもネコちゃんが飼い主さんと離れられたら、声をかけてネコちゃんをほめてあげましょう。その際、ごほうびになるようなおやつを与えたり、おもちゃを渡したりするのも効果的です。ネコちゃんは飼い主さんが離れるとご褒美をもらえると学習するようになります。

 

・飼い主さんの服などおいておく

お留守番中に、ネコちゃんがさびしくないように飼い主さんが着た服や使ったタオルなど、飼い主さんの匂いがついたものをおいておくのも、ひとつの方法です。

 

分離不安にあるネコちゃんは、飼い主さんの服やタオルに粗相をしてしまうかもしれません。汚してもいいものにしておきましょう。

 

・ネコちゃん用のヒーリングミュージックを流したり、テレビやラジオを付けておく

ネコちゃんがリラックスできる音楽は、分離不安に効果があるといわれています。心理学の専門家による研究から生まれたヒーリングミュージックをはじめ、ネコちゃんの不安を和らげる音楽を流すようにしましょう。気がまぎれる理由から、テレビやラジオをつけっぱなしにしておく方法もあります。

 

ペットシッターに合鍵を渡す不安はこうして解消

環境の変化に敏感なネコちゃんをおいて、旅行や出張で家を開けなくてはならない場合、ネコちゃんが安心できる自宅でお留守番してもらうのがいいでしょう。

 

ペットシッターに合鍵を渡したり、留守中の家を任せることに不安を覚える飼い主さんもいるでしょう。不安を解消させる方法を知っておきましょう。

 

・お留守番をお願いする前に、ペットシッターと顔合わせをする

ペットシッターがどのような人物が事前に知っておくことは大切です。ネコちゃん、飼い主さんともにペットシッターと顔合わせをしておきましょう。顔合わせ時に、お世話の方法や物の場所などもあわせて確認するといいでしょう。

 

・合鍵の受け渡し方法を決めておく

当日やお留守番最終日に、飼い主さんとペットシッターが顔をあわせない場合、合鍵の受け渡し方法を決めておきましょう。

 

 

ペットシッターを頼れば、分離不安になりやすい猫のお留守番も安心

ネコちゃんをお留守番させて、外出や外泊しなくてはならないとき、心配になるのは、ネコちゃんの分離不安でしょう。飼い主さんと離れるストレスで、ネコちゃんは粗相をしてしまったり、食欲不振になったりする場合があります。

 

環境の変化に弱いネコちゃんをお留守番させる場合は、ペットシッターに合鍵を渡して、ネコちゃんの様子をみてもらうと安心です。