猫の種類によってキャットフードは変える?それぞれの特徴や性格は?

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あなたが飼っているネコちゃんは、どんな種類ですか?ネコちゃんにはさまざまな色柄がいて、種類によって性格もある程度予測できるといわれています。

そんなネコちゃんの種類によって、キャットフードは変えるべきなのでしょうか?この記事では、それぞれのネコちゃんの特徴と合わせて、キャットフードの解説をしていきます。

 

キジトラ系猫

特徴や性格

日本国内で、猫の柄の人気トップ3に入るといわれているほど人気の高い種類「キジトラ系猫」。日本猫のルーツになったともいわれている、黒系と茶系が混じったシマ模様が特徴で、鳥のキジに柄が似ていることからキジトラ系猫と呼ばれています。

 

そんなキジトラ系猫は、ペットショップやブリーダーのところには存在しません。キジトラ系猫を飼いたいと思ったら、保護猫の里親さんになるという方法があります。

 

キジトラ系猫の里親さんになるためには、まずはネットの里親募集サイトを覗いてみてください。子猫から成猫まで、一生の飼い主さんとの出会いを待っている、たくさんのかわいらしいネコちゃんがいます。ぜひとも、そういったネコちゃんを引き取ることを検討してはいかがでしょうか。

 

キジトラ系猫の性格というと、やんちゃで遊び好きなことが多いようです。イタズラも大好きで、勢いあまっておもちゃを破壊されてしまうようなこともありえます。こういうとき、大きな声でネコちゃんを叱りつけるのはやめてください。大声や叱られることは、遊び好きなネコちゃんにとって、多大なストレスになってしまいかねません。

 

最適なキャットフードは?

キジトラ系猫にあげるキャットフードは、他の種類のネコちゃんと特に変わりはありません。まずは子猫・成猫・シニア猫といった、年齢によって区別されているキャットフードを選ぶのが一般的な方法です。

 

茶トラ系猫

特徴と性格

キジトラ系猫に次いで人気があるとされている種類が、茶トラ系の猫です。全体的にオレンジがかった茶系で、濃い目のオレンジのしま模様が入っている種類のネコちゃんが、茶トラ系猫と呼ばれます。この色合いから、英語では「ジンジャー(ショウガ)キャット」といいます。

 

茶トラ系猫の大きな特徴は、オス猫が多いこと。生まれてくる茶トラ系猫の中で、約8割がオス猫になります。茶トラ系猫は大柄に育つことが多いですが、それもオス猫のほうがメス猫よりも体格が大きいことが関係しているのです。

 

茶トラ系猫もキジトラ系猫と同じく、里親募集サイトやネコちゃんの保護団体などから譲り受けるパターンが多いです。茶トラ系猫も人気の高い種類なので、競争率はかなり高くなります。諦めず、飼い主さんのいないネコちゃんの里親さんに、何度でも立候補してあげてください。

 

そんな茶トラ系猫の性格の特徴は、「甘えん坊」「おおらかで怒らない」「人間が大好き」などといわれています。甘えん坊やおおらかな性格は、オス猫に多くみられる特徴でもありますね。これも、茶トラ系猫にオス猫の割合が高いことと関係していると考えられているのです。また、人間が大好きな茶トラ系猫なので、お留守番の時間を短くして、できるだけ一緒にいてあげることが望ましいでしょう。

 

最適なキャットフードは?

甘えん坊な茶トラ系猫のもうひとつの大きな特徴として、「食いしん坊」が挙げられます。ゴハンの時間になると、キャットフードを催促してニャーニャ―と大きな声で鳴いたりすることも。

 

ただし、ネコちゃんにとって肥満は万病のもとになります。いくら愛らしく甘えられたからといって、好きなだけキャットフードを与えていては、ただでさえ大柄になりやすい茶トラ系猫はすぐに適正体重をオーバーしてしまいかねません。キャットフードは、決まった量だけあげるように注意してください。

 

黒×白猫

特徴と性格

次に日本国内で飼われていることが多い種類の、黒×白色のバイカラー系ネコちゃんについて説明します。黒×白猫は、牛のようなブチ模様や、頭のはちが分かれているハチワレ系の猫、前髪を切り揃えたような模様など、さまざまな個性があり非常にかわいらしいです。

 

そんな黒×白猫の性格の特徴としては「元気いっぱい」「頭がいい」などといわれています。遊ぶのも好きで、一匹でいてもよく遊んでいます。お留守番をさせやすいことは、飼い主さんにとってありがたい特徴ですね。

 

最適なキャットフードは?

ぴったりのキャットフードは、もちろん個々の体質に合ったもの。先ほどネコちゃんの肥満は万病のもとと書きましたが、黒×白猫の「頭がいい」という特徴を活かして、知育玩具のようなおもちゃにキャットフードを入れて、遊ばせながら一粒ずつ食べさせるように仕向けると、肥満防止につながります。

 

まとめ

ネコちゃんは慢性腎臓病や下部尿路疾患になりやすい生き物。飼っているネコちゃんが病気になったら、その疾患に合わせたキャットフードを、獣医師さんと相談して購入することになります。

病気になる前から、予防のために「下部尿路の健康を保つ」などという目的別のキャットフードを選んでおけば、少し安心できますね。

 

とはいっても、ネコちゃんによって性格や体質、好みもまちまちです。飼い主さんがネコちゃんの個性をよく観察して、ぴったりくるキャットフードを見つけてあげることが一番だといえるでしょう。