どんな猫もそれぞれ特徴や魅力があって選ぶのに一苦労します。どんな猫ちゃんも手が掛かって可愛く思えてきますが、長く一緒に暮らすためにも猫種による特徴などをよく理解し自分の性格に合った猫ちゃんを選ぶのがオススメです。
今回は、人気の高い猫ちゃん三種「ロシアンブルー」「ブリティッシュショートヘアー」「ラグドール」の特徴や飼いやすさをご紹介します。ぜひ、猫ちゃん選びの参考にしてみてください。
ロシアンブルー
アッシュブルーの毛並みにグリーンの目が美しい猫ちゃんといえばロシア生まれの「ロシアンブルー」です。1940年代に「シャム猫」と交配したことにより今のようなすらっとしたフォーリンタイプになったそうです。
特徴
ロシアンブルーの特徴は、「ボイスレスキャット」と言われるほど、鳴かない猫ちゃんだということです。性格は、「犬に似ている」と言われており飼い主さんに対して忠誠心を持ち、従順な行動をするようです。しかし、家族がいるご家庭なら誰に対しても従順ではなく、「この人には従わなくていいか」と選り好みするのだとか…。
金額
ペットショップでお迎えするなら、13万円〜27万円ほどです。
飼いやすさ
ロシアンブルーの場合、鳴かないことからご近所迷惑になることがないので比較的飼いやすいですが、人によって態度を変えるという繊細な性格でストレスを感じやすいことが考えられます。また、運動が好きな猫ちゃんなのでストレス発散のためにもお家の中で十分動き回れる環境を整えてあげてください。
注意点
ロシアンブルーがかかりやすい病気は「糖尿病」。気を付けるためには「糖質」を控えた食事を心がけることです。高タンパク・低糖のフードを与えるようにして適度な運動をさせるとよいでしょう。
ブリティッシュショートヘアー
「不思議の国のアリス」に出てくるチェシャ猫は、イギリス生まれのブリティッシュショートヘアーがモデルと言われています。
特徴
がっしりとした体付きで顔はふっくらまん丸な見た目のブリティッシュショートヘアー。
猫ちゃんとしては中〜大型の猫ちゃんに分類されます。動き回るよりゆったり静かに過ごすのが好きで、肝が据わった性格をしていて撫でられたり触られるのは苦手なタイプです。しかし、人に全く懐かない訳ではなく、自分の飼い主さんには愛情深く自分が甘えたい時は自分から寄っていきます。人見知りなので知らない人には素っ気ない態度を取るようです。
金額
ペットショップでは、16万円から43万円ほどでお迎えが可能です。
飼いやすさ
筋肉質な肉体を保つために、高タンパク・高カロリーな食事を心がけ「肥満」にならないよう注意しましょう。ブラッシングは、短毛なので難しくはありません。撫でたり抱っこされたりは好まないので猫ちゃんが自分から寄ってきたタイミングでお手入れするようにしましょう。
注意点
「肥満」以外に気をつけておかないといけないのは、「糖尿病」や「尿石症」「肥大心筋症」です。猫ちゃんの糖尿病は食事の偏りだけでなく、ストレスや加齢なども原因になります。また、遺伝的な病気「血友病」「多発性嚢胞腎」もかかりやすいと言われています。
ラグドール
ラグドールは、少し体が大きく「抱っこ大好き！」な大人しい性格です。抱っこをした時にしっかり体重を預けてくるお茶目っぷりが可愛い猫ちゃんです。
特徴
ラグドールは従順で気ままな性格で、激しい遊びは好まずリラクスしてソファーや飼い主の膝の上でゆったり過ごすのが好きなようです。
小さい子供がちょっかいを出してきても怒ることは殆どなく穏やかです。
金額
ペットショップでは、15万円〜31万円ほどでお迎えできます。
飼いやすさ
しつけがしやすく飼いやすい猫ちゃんで、ゆっくり4年かけて成猫になります。大きな声を出すことはなく激しく動き回らないので集合住宅でも飼いやすいタイプです。
セミロングの毛種なのでお手入れは必須です。美しい毛並みを保つためには、バランスの良い食事とストレスフリーな生活環境を整えてあげましょう。
注意点
ラグドールがかかりやすい病気は、遺伝的な「肥大型心筋症」です。薬によって進行を遅らせることができるので定期検診は欠かさず受けるようにしましょう。
また、毛の量が多いので「毛球症」に注意が必要です。ブラッシングもこまめに行ってあげてください。
まとめ
どんな猫ちゃんを飼うにしろ、飼育が簡単で楽な猫ちゃんはいません。
少なからず今より猫ちゃんのお世話に掛かる時間やお金が必要になってきます。
アナタがお仕事していて猫ちゃんのお世話に時間を割けないようでしたら、ペットシッターをうまく利用すると良いでしょう。
ペットシッターの手を借りることで、忙しい方でも猫ちゃんの健康的な食事やストレスのない環境を整えてあげられます。
