犬が病気・ケガをした|応急処置の仕方を学ぶVol.4

ワンちゃんが急に具合が悪くなったり、ケガをしたりすると、飼い主さんは焦ってしまうでしょう。すぐに、ペットのかかりつけ医や近くの動物病院で対処してもらえれば安心ですが、お出かけ中で、かかりつけ医が遠かったり、休日や夜間のケガや体調不良で、すぐに対応してもらえない場合もあります。

 

病気やケガの痛みや不快感は、ワンちゃんにとってストレスです。ワンちゃんを安心させてあげるためにも、ケガや病気のときに、飼い主さんがしてあげられる応急処置の方法を知っておきましょう。

 

ペットの体にダニがついていたときの応急処置

ペットのワンちゃんの体につくダニは、アレルギー性皮膚炎や貧血、ただれなどの症状を発症させたり、かゆみや炎症を引き起こしたりします。

 

ワンちゃんの体は体毛におおわれているため、飼い主さんが気づかないうちに、ワンちゃんの体がダニの温床になっている可能性もあります。

 

ワンちゃんの体にダニを見つけたときの対処法を知っておきましょう。

 

犬の体につくダニは4種類

ワンちゃんの体につくダニは、マダニ、ヒゼンダニ、ミミヒゼンダニ、ニキビダニの4種類です。その中でも、人にも感染する病気を媒介するマダニには注意が必要です。マダニが媒介する病気には、感染すると死に至ることもある重症熱性血小板減少症候群やライム病などがあります。

 

また、ワンちゃんがマダニにかまれると、皮膚炎や栄養障害を引き起こす可能性があります。

 

犬の体にマダニを見つけたときの対処法

マダニは草むらや茂みに潜んでいます。そのため、散歩中にワンちゃんがマダニに接触する可能性があります。

 

ワンちゃんの体にマダニをみつけたとき、無理に手で取ろうとしてはいけません。マダニはするどいキバで、ワンちゃんの皮膚にしっかり噛みついています。無理に引っ張って取ろうとすると、マダニの胴体だけがとれて、ワンちゃんの体に残った頭部が化膿してしまうことも。

 

また、マダニや感染症の原因となるウイルスや病原菌をもっているため、手で触れると感染してしまう可能性もあります。マダニを取り除く場合は、ダニ専用のピンセットを利用しましょう。

 

ペットの目のトラブル!目やにがひどいときの応急処置方法

ペットのワンちゃんも人と同じように、目から目やにが出るときがあります。目やには、正常な生理現象のものと、対処が必要なものがあります。

 

犬の目やには量に注目

ワンちゃんは健康な状態でも目やにを出す動物です。老廃物や古くなった細胞を外に出すために、目やにがおこります。少量ならば、正常な範囲ですが、大量に目やにが出ている場合は、さまざまな病気を引き起こしている可能性もあります。

 

目やにが増えたときに考えられるトラブル

・アレルギー

・角膜炎

・角膜潰瘍

・流涙症

・ドライアイ

など。

 

犬の目からでた大量の目やにの処置方法

ワンちゃんの目から大量の目やにが出た場合は、濡らしたコットンやガーゼ、ワンちゃん用のウエットティッシュなどを使って、優しく拭きとってあげましょう。無理にこすると、目や鼻に傷がついてしまう危険性も。

 

目やにがこびりついていて取りにくい場合は、あたたかいガーゼやタオルで目やにをふやかしてから、とりのぞいてあげましょう。

 

ペットの歯が抜けた!子犬、成犬別の応急処置方法

ワンちゃんの歯が抜ける、あるいは 抜けそうなときに理由として考えられるのは、歯周病や生え変わりです。しかし、歯が抜ける原因には、重大な病気が隠れていたり、歯が折れている可能性もあります。ワンちゃんの歯が抜けてしまったときの対処法を知っておきましょう。

 

グラグラしている犬の歯の対処法

子犬のワンちゃんの場合は、永久歯への生え変わりのため、ほっておいてもそのうち歯が抜けて新しい歯が生えてきます。

 

成犬のワンちゃんの場合は、無理に抜くと、出血したり、細菌が入ったりする場合があります。かたい食事や噛むおもちゃを与えないようにして、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

 

犬の歯が抜けた場合の対処法

ワンちゃんの健康な歯が抜けた場合は、歯が折れたり、すり減っている可能性があります。

傷口からばい菌が入ったり、感染症を引き起こす場合があるので、早めに動物病院につれていきましょう。

 

傷がひろがらないように、おやつや食事、おもちゃは固いものを与えないようにしましょう。

 

ペットのケガや病気は、正しい応急処置を知って焦らず対応しよう

ワンちゃんのケガや病気には、それぞれの症状によって、適切な処置方法があります。処置方法を知らずに、むりやりペットの体についたダニを取り除こうとしたり、目やにを取ろうとしたりすると、かえってペットの体を傷つけたり、感染症をはじめとする病気を引き起こしたりしかねません。

 

ワンちゃんのケガや病気をみつけた場合は、焦らずに正しい応急処置をおこない、ワンちゃんを安心させてあげましょう。

 

自宅での応急処置だけで済ませるだけでなく、動物病院やかかりつけ医の受診も大切です。