猫のためのペット保険の選び方を解説

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人よりも寿命が短いネコちゃんは、家族に加わって数年で、ケガや病気で入院や通院が必要になることもめずらしくありません。

 

ネコちゃんは、人と違って健康保険が適用されないため、全額自己負担になり、治療のさいに高額な治療費がかかってしまう場合があります。

 

いざというときに、高額な治療費が払えなくて後悔することがないように、猫ちゃんに適したペット保険を選ぶ方法を知っておきましょう。

 

猫にマイクロチップ ペット保険に影響は?

ペットのネコちゃんやワンちゃんにマイクロチップを埋め込む動きがひろがっています。マイクロチップがあれば、ペットの居場所がわかるので、ネコちゃんやワンちゃんが迷子になっても安心です。マイクロチップを埋め込まれている場合、割引をおこなうペット保険もあります。

 

マイクロチップで保険割引がある理由

ネコちゃんにマイクロチップを埋め込むことで、ネコちゃんの居場所の探索も容易に。自由気ままに動き回るネコちゃんは、飼い主さんの知らないうちに、迷子になって事故にあう可能性もあります。マイクロチップを埋め込まれているネコちゃんなら、遠隔操作で居場所がわかるので、飼い主さんのもとへ帰りやすくなり、事故にあう確率が下がるのです。

 

マイクロチップは、ネコちゃんの安全性を高めるので、保険会社のリスクが軽減される効果が期待できます。

 

マイクロチップで割引があるかは保険会社次第

マイクロチップを埋め込まれているネコちゃんへのマイクロチップ割引は、すべてのペット保険会社で適用されるわけではありません。また、マイクロチップ割引を適用している保険会社も大幅な割引をおこなっているわけではなく、年間数パーセントほどの割引が平均的な割引率です。

 

猫が異物を食べた!ペット保険の選び方は通院と入院どちらに特化したものがいい?

ネコちゃんもワンちゃんほどではありませんが、おもちゃを飲み込んだり、食べてはいけないものを口に入れたりと、誤食や誤飲の事故を起こしてしまう場合があります。

 

命にかかわることもある、ネコちゃんの誤飲や誤食は動物病院での受診が必要です。場合によっては、内視鏡手術や開腹手術が必要になることも。

 

ネコちゃんの場合、通院と入院、どちらに特化したものを選ぼうか悩みますよね。それぞれの特徴を解説します。

 

ペット保険の選び方|通院特化型

ペットの診療でもっとも多いのが、ケガや病気による通院です。通院補償で補てんされるのは、入院や手術をおこなわない、ケガや病気の処置、薬の処方などです。ペット保険の中には、通院に特化したプランが用意されているところもあります。

 

通院に特化したペット保険の特徴

 

  • 通院のみ保険料を補償するかわりに、保険料が安く抑えられる場合も
  • 入院+通院プランの場合は、保険料が割高になる
  • 1通院あたりの日数や回数制限がなく、治療が完了するまで、費用を気にせず通院が可能
  • 入院や手術は保険が適用されないプランの場合、大きな病気やケガで思わぬ出費になることも

ペット保険の選び方|入院特化型

ペット保険のなかには、入院手術に特化した保険も用意されています。ネコちゃんのペット保険は、ネコちゃんの年齢があがるごとに、保険料も高くなります。入院に特化したペット保険の特徴を解説します。

 

入院に特化したペット保険の特徴

  • 入院、手術のみ補償のため、毎月の保険料をおさえられる
  • 高額になりがちな手術を補償してもらえるので、高度治療を受けさせてあげられる
  • 通院が補償されないため、通院で治療可能な病気やケガは負担が大きい

 

猫は外で寄生虫やアレルゲンをもらってくることも

自由気ままに歩き回るネコちゃんは、外でさまざまな病気や感染症をもらってきます。また、外で口にしたものがアレルゲンとなり、ネコちゃんに思わぬ被害をもたらすことも。寄生虫に感染したり、アレルギーを発症した場合は、薬での治療や検査が必要です。

 

猫に寄生虫がつくとでる症状

ネコちゃんにつく寄生虫には、体の表面につく外部寄生虫と、消化器官に寄生する内部寄生虫があります。内部寄生虫に感染すると、下痢や嘔吐をおこすことも。寄生虫に感染した場合には、駆虫薬の投与が必要です。

 

猫のアレルゲンとアレルギー症状

ネコちゃんも人と同じように、アレルゲンになる物質があります。

 

  • ノミ
  • スギ花粉
  • ワクチン
  • ハウスダスト
  • 鶏肉や乳製品などの食物

 

ネコちゃんがアレルギーにかかると、かゆみをはじめとする皮膚疾患の症状がでることが大半ですが、ネコちゃんによっては、呼吸困難をひきおこすことも。アレルギーの治療には、薬の服用や継続したステロイド注射の治療が必要です。

 

猫向けのペット保険の選び方は病気やケガを想定しよう

自由きままにでかけるネコちゃんは、外でおもいがけず、ケガをしたり、感染症、病気をもらってきたりする心配があります。ネコちゃんが病気やケガをしたときに、ペットの保険に入っていないと、高額な治療費や通院費がかかってしまいます。

 

ネコちゃんの保険は、マイクロチップ埋め込みで割引になるものや、入院に特化したものなどさまざまな種類があります。家族の一員として安心して暮らせるように、ネコちゃんにあったペット保険を選びましょう。