ペットを飼ったら、本当に子供ができたように手がかかるものです。
ペットの野生的本能は、どれだけ家の中だけで飼っていても抑えきれないことがあります。例えば、猫ちゃんのおしっこによるマーキングでお家の壁が汚れていた…なんてこともあります。いくら野生的本能でも飼い主さんにとっては「悩み」になります。
こういった猫ちゃんのおしっこ対策はどうしたら良いのでしょうか?
今回は、猫ちゃんの壁へのおしっこ対策について解説していきます!
目次
こんなところの壁におしっこが?何故!
猫ちゃんは何故、壁におしっこをしてしまうのでしょうか?
その理由をご紹介します。
縄張りを主張するため(スプレー行為)
猫ちゃんが壁におしっこしてしまうのは、縄張りを主張するためだと言われています。
主に「オス」猫ちゃんが行う行為です。去勢していない猫を多頭飼いしたり、他の猫のニオイを飼い主さんがつけて帰ってきたことにより起こる場合があります。
このスプレー行為は、比較的少ない量のおしっこを尾を立てた状態で広範囲に噴射します。通常のおしっこより範囲が広ければスプレー行為ということになります。
まずは、通常のおしっこなのかそうでないかを見極めてみてください。
去勢すれば90%改善
猫ちゃんを去勢すれば、このスプレー行為は改善されると言われています。
しかし、残りの10%は何をしても改善が見られない場合があります。
特に、多頭飼いしていると改善されないケースがあり、その場合はその猫ちゃんが安心できる環境を整えてあげる必要があります。猫ちゃんの隠れ家やプライベートな空間を作ってあげてみてください。
また、壁についたおしっこのニオイをしっかり取ることをお忘れなく!
成熟した雄猫のおしっこのニオイは、非常にきつく取れにくいので徹底的なお掃除&消臭が必要です。
染み込んだおしっこはどうやって対処する?
キツイ臭いが漂うおしっこは、アルコールだけではなかなか取れるものではありません。
しかし、ペットの健康を願う飼い主さんなら、できるだけ強い洗剤や薬品は使いたくないと考えるはずです。
猫ちゃんのおしっこの汚れやニオイは、どうやって取れば良いかをご紹介しましょう。
キツイ臭いの原因はアンモニア
猫ちゃんのおしっこの臭いは、時間が経てばたつほど強くなっていきます。
そして、おしっこのツンとした臭いの原因は「アンモニア」です。
このアンモニアを分解できれば、嫌なニオイを改善することができます。
分解させるアイテムといえば「アルコール」が真っ先に頭に過ぎるかもしれませんが、アンモニアを分解するのに最適なのは、「クエン酸」が効果的!
クエン酸が最適なのは、クエン酸が「アルカリ性」アンモニアが「酸性」なので、中和されるからです。この作用を利用すれば、ニオイや汚れが取れやすくなります。
クエン酸を使った消臭方法
クエン酸は45倍希釈が最適です。
200gの希釈スプレーを作るなら、5gのクエン酸に195gの水でOKなので簡単です!(60度くらいのお湯を使うと効果が上がります)
しっかりスプレーしたらクロスやペーパーなので拭き取ります。
ニオイが頑固な場合は、スプレーして5分ほど放置してから水拭きしてみてください。
その後、猫ちゃんが嫌がるニオイ(猫よけスプレー)を吹きかけておくと効果的でしょう。
壁のおしっこ対策
猫ちゃんを飼う前なら、壁の事前対策や他の予防策を理解しておきましょう。
壁への対策
壁にできる対策としては、半透明の壁専用シートを貼っておきましょう!
このシートを貼っていれば、おしっこだけでなく爪研ぎの防止対策にもなります。
お掃除も楽になり手間が省けるでしょう。
猫ちゃんへの安定剤
猫ちゃんがマーキングで壁におしっこをしているのなら、その不安を取り除いてあげるための猫ちゃん専用の安定剤のようなフェロモン剤を病院で処方してもらうことが可能です。また、動物病院の先生から行動療法を提案されることがあります。
まずは、壁へのおしっこがマーキングなのかどうかを見極めて動物病院にて相談してみましょう。
まとめ
猫ちゃんのおしっこ一つをとっても見極めが必要だなんて、ペットを飼うのは大変なことです。しかし、言葉を話せないペットとのコミュニケーションは、ペットの行動をよく観察してあげることで成立します。
ペットが言葉を話さなくても、喜んでいることやストレスを感じている、かまって欲しいなど、様々なサインが秘められているのです。そういったサインを一つずつ知ると、飼い主さんもよりペットに愛着が湧いてくるはずです。
ペットを飼うことは大変ですが、それ以上に幸福感を齎らしてくれる最高のパートナーになることでしょう。猫ちゃんのおしっこも何かのサインだと捉えて、猫ちゃんに寄り添ってあげてくださいね。