ひとり暮らしだけど保護猫の里親になりたい!

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ペットショップやブリーダーからネコちゃんを購入することは控え、保護猫を引き取って飼いたいという人も増えてきました。しかし、保護猫の里親さんに選ばれるのは、審査が厳しく、なかなか願いが叶わないという場合もあります。

 

特にハードルが高いのは、ひとり暮らしで保護猫を飼いたいという人。ひとり暮らしでは、里親さんになるために応募しても断られてしまうパターンがとても多いです。それは、いったいなぜなのでしょうか?

 

ひとり暮らしが保護猫の里親に選ばれにくい理由

ひとり暮らしでも、是非とも自分が保護猫を引き取って育てていきたいと考える人も増えています。しかし、猫の保護団体などの譲渡会に何度足を運んでも、里親さんに選ばれにくいかもしれません。なぜ、ひとり暮らしでは保護猫を引き取らせてもらえないのでしょうか?

 

理由のひとつとして挙げられるのは、飼い主さんの急病や急な事故での入院の可能性があること。そういった緊急事態では、ひとり暮らしのお部屋にネコちゃんが取り残されてしまいますよね。家族で住んでいれば、万が一の飼い主さん入院の際も、他の人にネコちゃんをお世話してもらえるので、保護猫の里親さんに選ばれやすいのです。

 

ひとり暮らしでは、環境の変化も起こりえます。転職や転勤にともなっての、引っ越しがあるかもしれません。ネコちゃんは、おうちが好きなペットなので、引っ越しは大きなストレスがかかってしまうのです。また今ひとり暮らしの人でも、これから結婚をする可能性がありますよね。将来の結婚相手が、もしも猫アレルギーだったらどうしますか?結婚相手は大丈夫でも、生まれてきた赤ちゃんが猫アレルギーを持っていたとしたら?

 

環境の変化によって、ペットを飼い続けられなくなる人は、とても多いのです。保護猫を譲渡する側としては、一生涯にわたって幸せにしてくれる里親さんを選びたいというのが、当然希望することですよね。そしてもうひとつ、大きな理由に「里親詐欺」と言われるようなことがあるのです。これは里親さんになるふりをして保護猫を引き取り、虐待したり殺してしまったりするような人間のことで、よくニュースにもなっています。犯人は、ひとり暮らしの男性が比較的多かったため、譲渡会を開催する側はとても警戒しているのです。

 

ひとり暮らしの他に、里親に選ばれにくい条件

ひとり暮らしでなくても、なかなか保護猫の里親さんに選ばれにくいという人たちもいます。それは、以下のようなことが挙げられます。

 

  • 60歳以上の高齢者だけの家庭
  • 同棲をしているだけの未婚カップル
  • これから出産を控えている、または小さな子どものいる家庭

 

これらは代表的な「里親さんに選ばれにくい」条件に当てはまります。まず、高齢者だけの家庭だと、せっかく保護猫を引き取ってもネコちゃんを最期まで看取ることができない可能性がありますよね。飼い主さんが先に亡くなり、おうちにネコちゃんだけが取り残されてしまうかもしれないということです。

 

同棲しているカップルでも正式に婚約していたり、入籍予定日がはっきりしていたりすると里親になれる場合もあります。しかしそこまでいっていない同棲カップルに保護猫を譲渡しても、別れる際にトラブルになるリスクが高すぎるのです。両方とも自分が引き取りたいと主張して揉めることもありますし、最悪のパターンではネコちゃんの押しつけ合いになってしまうことも。

 

また、これから赤ちゃんが生まれる予定のある家庭は、なかなか里親さんには選ばれにくいでしょう。上でもちょっと触れましたが、生まれてきた赤ちゃんに猫アレルギーがあると、ネコちゃんを手放そうと考える人も中にはいるからです。小さな子どもがいる家庭も同じくで、もしもどうしても保護猫を引き取りたいと真剣に考えるならば、あらかじめ子どものアレルギー検査を済ませておくと良い結果につながることもあります。

 

ひとり暮らしでも保護猫の里親になれる場合もある!

ひとり暮らしをしていても、保護猫を譲渡してくれる団体もあります。各団体の方針や考え方については、運営されているブログやホームページをよく読んでおくと良いでしょう。

 

ひとり暮らしなのに里親さんになることができやすいのは、定職に就いているか定収入がある、きちんとした女性が多いです。飼い主さんに万が一のことがあった際の、後見人と一緒に譲渡会に行くとこができれば、よりベター。後見人とは近くに住んでいる友人や実家の家族など、何かあったときに責任を持ってネコちゃんを飼い続けてくれる人のことです。

 

あとは、保護猫に対する熱意。どうして保護猫を引き取りたいのか、考え方を聞かれたときに明確に答えられるようにしておきたいものです。そしてどの家庭からも人気の高い子猫よりは、ちょっと大人のネコちゃんに応募すると、より里親さんになれる確率は上がります。

まとめ

ひとり暮らしでも保護猫の里親さんになれる可能性はあるので、あきらめずに譲渡会に足を運んでみてください。いずれにしてもいえることは、引き取ったネコちゃんはどんな出来事が起ころうとも、最期まで面倒をみるということ。

 

終生、そのネコちゃんを可愛がることができると自信があるのなら、積極的に譲渡会でアピールしてみましょう。保護猫と一緒に、幸せに暮らせる日がくるといいですね!