【ペットのケア情報】犬の正しい肉球ケア方法

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愛犬の肉球ケア、してますか?

ワンちゃんの肉球ってプニプニしていてとっても可愛いですよね!ワンちゃんの肉球は、唯一汗腺がある部位であり健康に関わる重要な部分です。また、肉球は敏感な触覚器官でデリケートな部位。そのため乾燥は敵なのです。

愛するペットは我が子同然。親心としては、大切な愛犬に最適なケアをしてあげたいものです。今回は、【ペットのケア情報】愛犬の為の正しい肉球ケアについてご紹介します。

 

犬にとって肉球とは?

地面に直接触れるワンちゃんの肉球は、体を支え体温調節なども行う重要な部位です。

ワンちゃんの肉球は、「指球」「掌球」「手根球」「趾球」「低足球」の5つから構成されています。

 

肉球の機能

・体温調整

犬の体温調整は主に「ハァハァ」と舌を出して呼吸する事により調整していますが、それでも足らない場合は、肉球から汗を出して調整しています。

 

・クッション機能

犬の関節や骨の衝撃を肉球が緩和しています。

主に、「掌球」と「指球」がクッションのような機能を果たしているのです。

 

・地面の冷たさや暑さから身を守る

肉球は、人間でいう靴のような存在でもあります。

夏の暑い日も冬の寒い日も外で散歩ができるのは、厚い角質層になっている肉球があるからです。とは言っても、炎天下の中で散歩させるのは炎症(火傷)の恐れもあるので控えた方が良いでしょう。

 

肉球が乾燥しているとどうなるの?

犬の肉球は、人間の足裏や靴のような役割を果たします。

硬い地面などから受ける刺激により肉球部分に乾燥し角層のようなものができて快適に日常を過ごせるようになっているのです。しかし、この角層が裂けると良くありません。

乾燥が悪化し角層部分が傷むと、以下のことが考えられます。

 

・細菌により感染症を引き起こす

・滑りやすくなり転倒や怪我や骨の変形(ヘルニアなど)の恐れ

・シニア犬はあかぎれを起こしやすくなる

 

肉球のトラブルチェック

肉球の亀裂以外にもトラブルが考えられます。

日頃の肉球チェックの際に、以下のチェック項目を意識してみて下さい。

 

  • 普段の肉球との色の違いがないか
  • 水ぶくれがないか
  • 指の間に炎症がないか
  • 肉球に傷や腫れ、血・膿が出てないか

 

対処方法

肉球を触られるのが嫌なワンちゃんもいますが、毎日のブラッシングなどのケア時間に肉球のチャックも行いましょう。

肉球のケアは、専用クリームや食べても安全なオーガニック系のクリームでマッサージしてあげながら塗ってあげましょう!クリームを塗る時にゆっくり優しくマッサージする事で、リラックス効果や血行促進効果を与えてあげることができます。

 

マッサージ方法

マッサージ方法はとても簡単で誰でも出来ます。大体10〜15分程度行ってあげると良いでしょう。

 

①クリームを手に取り、体温で温める

②両手の親指を使って優しく塗り込んでいく

③軽くギュッと握ってあげる

 

クリームを舐めてしまうのは大丈夫?

クリームでケアした後、ワンちゃんがクリームをペロペロ舐めてしまうことがあります。

正直、化学合成物質が入っているとあまり良いとは言えません。

舐めるのが気になる方は、ワンちゃん専用の靴下を履かせてあげて対処しましょう。

また、口に入れても大丈夫な専用クリームなら問題ありませんが、ちゃんと信頼できるものを使いたいのであればご自身で簡単に作る事も出来ます。

 

簡単なオーガニッククリームの作り方

愛犬にも優しい有害物質が一切入っていないクリームを使いたいなら、自分でオーガニッククリームを簡単に作る事が出来ます!

もちろん人間にも猫にも使えるので、一緒に使えちゃいます。ひじやかかとのカサカサやリップクリームにとってもオススメです!混ぜるだけの簡単レシピなので、ぜひ作ってみて下さい。

 

簡単肉球クリームの作り方

材料

 

・オーガニックのホホバオイル

・ミツロウ

 

分量は、ホホバオイル5:ミツロウ1の割合で作ればOKです。

固めのテクスチャーを作りたい時は、ミツロウの量を増やすと良いですよ。

 

必要な道具

 

・鍋

・手付きボウル(湯煎用)

・クリームを入れる容器(フタのあるもの)

・割り箸

 

作り方の手順

 

①お鍋でお湯を沸かし手付きボウルを入れる

②ホホバオイルとミツロウを入れて溶かす

③良く混ぜ合わせたら容器に入れる(熱いので気をつけて)

④固まったら完成!

 

まとめ

可愛い愛犬の肉球ケアは、決して難しいことではありません。

特に、夏のお散歩や冬の乾燥が強い時期は、こまめにチェックしてケアをしてあげて下さい。それから、肉球の周りの毛のカットや爪のケアもお忘れなく!

こまめなチェックは、早期的に病気の発見にも繋がり、愛犬の長生きに役立ちます。

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