野良猫を拾ったらどうすれば良い?|簡単には懐かないのが野良猫と割り切ろう

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野良猫は簡単には懐かない――覚悟を決めてお世話を始めたはずが、いつまでたっても懐かない猫を見ていると、なんだか不安になりますよね。

 

――このままペットとして飼われるより、自由に暮らしたほうが幸せなのでは?

 

もしもこんな悩みを抱えているとしたら、ちょっと待って!野良猫が懐かなくても、それはおかしなことではありません。野良猫にとって人間は基本的に恐れる対象。怖くないと理解するまでには多くの時間を必要としているのです。

野良猫は野生動物と同じ!簡単に懐かなくても当たり前

ペットとして飼われている猫と野良猫は、基本的に似たような姿をしていますよね。そのせいで忘れてしまいがちですが、野良猫はある意味野生動物と同じです。保護したからといって、そう簡単に懐くものではありません。

 

それでも、数ヶ月、1年、2年とお世話をしてるのだから、いい加減懐いてもよさそうなものなのに……と思ってしまうのが人情というもの。毎日エサを作り、水を換え、トイレの掃除をしていれば、誰だって保護した野良猫と心を通わせたくなって当たり前です。

 

しかし、人間が怖いものではないと理解するまでの時間を、一律に計ることは出来ません。なぜなら、野良猫がそれまで生きてきた中で、「人間」という生き物をどのように位置づけているかは、猫によって違うからです。

 

もしも過去に人間から嫌な目に合わされた経験があるとしたら、その猫にとって人間は敵以外の何ものでもありません。その猫の信頼を勝ち取るまでには、かなりの年月を要することになるでしょう。

 

もちろん、中には野良猫だったとは思えないほど、あっという間に人間に懐いてしまう猫もいます。しかし、それはたまたまその猫が人間に対して嫌なイメージを持つ前に保護されただけのこと。懐かない野良猫が異常なわけでもなければ、お世話をしている人が悪いわけでもありません。

猫には苦手なニオイや音、ストレスになる飼い主の動作がある!

毎日一生懸命お世話をしているのに、なかなか保護した野良猫が懐いてくれないとしたら、そこには飼い主さんが気づいていない理由があるのかもしれません。

 

  • 猫が苦手なにおいをさせている

人間より嗅覚が優れている猫は、タバコや香水、柔軟剤、湿布などのニオイが苦手。メントールや柑橘系のニオイは人間にとって良いニオイですが、猫は嫌がることが多いので注意が必要です。

 

  • 無意識に大きな音をたてている

人間より聴覚が優れている猫は、大きな音が大嫌いです。ドタドタ歩き回ったり、バタンとドアを開け閉めしていませんか?不意に鳴りだす携帯電話の着信音や、大きすぎるテレビの音も、猫にとっては大きなストレスになります。

 

  • 声が大きすぎる、あるいは低すぎる

猫は大きな声が苦手です。猫をかまいたいからと、小さなお子さんが大声で騒ぐことはありませんか?また、猫は男性の低い声も苦手です。威嚇されているように聞こえてしまい、怯えているかもしれません。猫に話しかける時の声は「高め」「ささやくように」「優しく」「ゆっくりと」が基本です。

 

  • 行動や動作が猫を怯えさせている

猫はいきなり近づかれたり、触られたりするのが大の苦手。嫌がっているのに抱っこをしたり、オモチャをやたらと振り回すのはNGです。また、たまたま猫のほうから近づいてきたからといって、大げさに喜んだりすると、その動作や声がストレスになることもあります。

懐いてほしいというエゴを捨てて、そっと見守る気持ちが大切

保護した野良猫が少しでも暮らしやすくなるように、いろいろ良くしてあげたい。……最初はシンプルな気持ちから野良猫を受け入れたはずが、いつの間にか「お世話をしてあげてるから懐かれて当然」と思っていませんか?

 

猫はもともとパーソナルスペースを守りたい生き物。なぜなら、いざという時に逃げられる距離を確保しておきたいからです。これは、はじめからペットとして飼われている猫も同じ。となると、これまで人間と暮らしたことのない野良猫にとって、パーソナルスペースを突然詰められることが怖くないはずがありません。

 

野良猫を保護したら、「こんな猫になってほしい」「こんな風に猫と暮らしたい」という飼い主としてのエゴは禁物です。

 

「ネコちゃんが穏やかに暮らせるように、静かにお世話をしながら、そっと見守れたらそれでいい」

 

こんな気持ちで接していると、もしかしたら少しずつ距離が縮まるかもしれません。初めて頭をなぜるまでに数年かかったとしても、野良猫だったネコちゃんと飼い主さんの間には、本当の意味での信頼関係が築かれているはずです。

まとめ

保護した野良猫が懐かないと、そういうものだと頭では理解していても、落ち込んでしまうものですよね。そんな時は、専門家からアドバイスをもらうことで、改善のヒントがつかめるかもしれません。

 

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