初めてのペットは『初めて』がいっぱい!子犬の時期はちょっとしたことで不安になるものです。飼い主さんはペットを迎え入れた瞬間から色んな場面に立ち合う事になりますが、知識があれば問題ありません。
さて今回は、ペットケア情報として子犬の噛み癖対処法をご紹介します。
子犬時期はやたら何でも噛むので心配になる飼い主さんも多いでしょう。
子犬の噛み癖の原因やしつけ方法を知っていれば、ご自分で対処できますよ!
目次
子犬の噛み癖の原因
子犬の噛み癖には、以下のことが考えられます。
①永久歯への生え変わりでむず痒い
②人間の赤ちゃん同様、好奇心で口の中に入れて感触を楽しんでいる
③遊びたい気持ちからコミュニケーションを取ろうとしている
④動く手がおもちゃのように見えてしまっている
⑤噛めば飼い主さんがかまってくれると思っている
甘噛みは成長過程の一つ
子犬の甘噛みは、成長過程において必ず経験することです。
普通、子犬は母犬や兄弟犬と戯れあい、母犬や兄弟犬に唸られたり噛まれて叱られて噛んではいけない事を学びます。
興奮する子犬に対して飼い主さんが毅然とした態度でしつけしていく事で、自然と噛み癖は改善されていきます。
しつけは根気良く行う
しつけに「即効性」のあるものはありません。ペットのしつけは、飼い主さんが自らコミュニケーションを取りながら、焦らずコツコツ信頼を積み上げて行っていきます。
ペットを飼ったら、アナタがワンちゃんの「親」です。
子犬がどんな態度を取っても、頼もしい姿での対応が必要でしょう。
噛み癖の対処方法
先ほどご紹介した「子犬の噛み癖の原因」に対しての対処法をご紹介します。
噛んで良いおもちゃを与える
先ほど原因でご紹介した【①永久歯への生え変わりでむず痒い】【②人間の赤ちゃん同様、好奇心で口の中に入れて感触を楽しんでいる】に関しては、噛んで良いおもちゃを与えてあげましょう。
この時、飼い主さんも一緒に遊んであげてコミュニケーションを取ってあげるのがポイントです。飼い主さんと触れ合いながら、主従関係を築いていきます。おもちゃは、子犬が噛んで飲み込まないような材質のものを選んでください。
子犬のケアを念入りにする
【③遊びたい気持ちからコミュニケーションを取ろうとしている】【④動く手がおもちゃのように見える】場合は、ブラッシングや散歩など触れ合う機会を有効に活用しましょう。飼い犬が、噛まないで落ち着いている時に声をかけたり遊んで、噛んだら無視をするのを繰り返していきます。
「静かにしていると構ってもらえる」「噛まないと良いことがある」という認識を植え付けていきましょう。
叱る言葉を決めておく
【⑤噛めば飼い主さんが構ってくれると思っている】場合は、噛んだ時に「痛い」「ダメ」「止め」などの短い言葉と低いトーンで毅然とした態度を取り叱ります。噛むのを止めたら褒めてあげましょう。
ポイントは、決めた言葉のみ使い感情的にならず叱る以外の反応をしない事です。
叱る為のワードは、予め家族内で共有しておき同じ言葉で叱ってください。
短い言葉で叱っても噛むのを止めない場合は、反応せずに立ち去るのが良い対処法です。
噛み癖をしつける時の注意点
ペットのしつけには、注意して置く点があります。
特に、子犬時期の記憶は一生付き纏う恐れがあり、飼い主さんがしつけだと思ってしたことでも飼い犬にとってはトラウマになる可能性もあるからです。
手や物で叩かない
手で叩くと「人間の手は恐ろしいもの」だと認識してしまう恐れがあります。そうなると手を出される度に、恐怖心から吠えてしまったり、自分の身を守ろうと噛むようになってしまうのです。
叩く行為は物でもワンちゃんにとってトラウマになります。
例えば、ハンガーでワンちゃんを叩いてしまうとハンガーを目にする度に怯えるのです。
しつけは叩かず、適切な方法で行いましょう。
ケージに閉じ込めない
悪さをしたらケージに閉じ込めてお仕置きすると、本来安らぎの場所であるケージが「嫌な場所」だと認識してしまいます。
ケージを嫌な場所だと認識させてしまうと、必要な時に入ってくれなくなるので注意が必要です。叱る際は、飼い主さんや一緒にいる人が立ち去るか別の安全な場所へ入れる方が良いでしょう。
まとめ
子犬の噛み癖は、甘噛み程度なら成長過程の一つですから深く悩む必要はありません。
子犬の時期からケアとしつけを根気良く行えばほとんどの場合、噛み癖が解消されます。
大体、一歳くらいになれば落ち着いてきますから安心してください。
家族で犬を飼う場合は、家族間で叱る言葉やしつけに関して話し合い協力し合うように心がけてください。それでも噛み癖が酷くなるなら、悩まず専門家にお任せした方が良いでしょう。