野良猫の子猫を見つけてしまったアナタはどうしますか?猫ちゃん好きならそのまま置いて帰るのは心苦しいですよね。
野良猫をまず保護して病院に連れて行き、迷い猫ではない事を保健所などで調べて飼い主が出てこなければアナタがその子猫の飼い主さんになる事ができます。
捨てられている子猫の知識がないとどうして良いのか分からないのは当たり前!
野良猫の子猫を拾って飼うと決めたら何に注意すれば良いかご紹介します。
目次
子猫にはトイレ介助が必要
猫ちゃんをトイレを覚えるのは簡単ですが、しばらく「トイレ」という概念がなかった野良猫の場合は多少の介助が必要です。
子猫のトイレのしつけ
①子猫ちゃんが落ち着く場所にトイレを設置します。(自分のニオイが付いたところでする習性があるので匂いのついたものを置くと◎)
②子猫がソワソワしだしたらトイレへ。(ソワソワオシッコのサインかも…)
③上手にトイレできたら何度も褒めてあげる。
NG:トイレを失敗しても叱らない
子猫が粗相をするのは「トイレを使いたくない理由がある」のかもしれません。(例えば、猫砂の種類が気に入らないなど)
また、排泄後に怒られると排泄がダメな事だと認識してしまい病気に繋がる可能性も…。粗相するようなら何かストレスがないか観察してみてください。
室温と寝床の温度管理は必須
子猫は生後一年まで一日中寝ています。14〜20時間も寝ているので寝床の環境は休養です。犬や猫は体温を調整するための汗腺が少ない為、体温調整がうまくできません。
特に、子猫の間は体温調節がうまくできず気温に影響されやすい傾向があります。特に暑い日や寒い日の室温と寝床の温度調整を行ってあげましょう。
夏場の室温や寝床
夏場の室内適温は、24〜26℃ほどと言われています。
あまり低い室温で過ごすと自律神経が乱れて体調を崩してしまう「クーラー病」になってしまう可能性があるので注意しましょう。
夏の寝床は、直射日光を避けてカーテンは閉めるようにします。
猫ちゃんはふわふわの感触が大好きなので、タオルやペットクッションなどを使って気持ち良い寝床を作ってあげてください。
冬場の室温や寝床
冬場の室内適温も26℃前後が好ましいでしょう。
寒いだろうと温度を強くすると湿度が低くなってしまうので、湿度も50〜60%をキープするようにしましょう。
寝床を窓辺に置いていませんか?
冬場は隙間風で寒く、夏は日光で暑いのであまりオススメではありません。
温かい空気は高いところに行くので、安全で高い場所に設置するのも良いですよ。
また、寝床は直接温めるのではなく、毛布を敷きその下に湯たんぽをいれるなどソフトに温めてあげましょう。カーペットやコタツの中は低温火傷には十分ご注意ください。
子猫の週齢によってご飯が違う
人間の赤ちゃんもミルクから離乳食に変わるように子猫も週齢で与えるご飯が変わります。野良猫の場合明確な週齢は分かりませんが、病院で大体の週齢を調べてもらえば問題ありません。
生後〜2週(授乳期)
猫用ミルクを使用し人肌程度に温めて与えます。
ミルクの回数は1日8回程度で、子猫の活動に合わせて2〜4時間おきに飲ませてあげましょう。自力で飲めない場合はスポイトや注射器などを使って少量ずつ与えます。
お腹がいっぱいになったら飲まなくなりますが、お腹が減っていてもおかしくないのに飲まない場合は早めに病院へ連れて行った方が賢明です。また、ご飯後に排泄する場合があるのでお世話を忘れずに。
生後〜6週(授乳期)
この時期のご飯の回数は1日6回、3〜6時間おきになります。夜中のミルクもなくなるので飼い主さん自身もちょっと楽にになりますね。
それから、乳歯が生えるとミルク以外のご飯も食べられるようになります。
子猫用の離乳食にはドライタイプとウェットタイプあり、どちらにもこれまで飲んでいたミルクをかけて食べさせると子猫が食べやすくなるようです。
離乳食の量は小さじ1くらいから始めてみましょう。慎重な性格の子猫は、お皿に出してあげても自分から食べなかったりもします。その場合、指に乗せて与えてみたり試行錯誤してみてください。お水も容器に入れて飲むように練習し始めます。
生後1ヶ月〜6ヶ月
6週齢を過ぎると乳歯が生え揃い、普通のキャットフードが食べられるようになります。
ご飯の回数は4回から3回へと徐々に減り、体つきがしっかりしてきたら2回でも大丈夫です。猫の本来のご飯お食べ方は少量を小分けに食べるそうですが、性格によって異なります。時間をかけて食べる子にはフードが痛むのを防ぐためにも、ウェットタイプのフードではなくドライタイプのフードの方が良いでしょう。
まとめ
生後まもない子猫ちゃんはかなり手がかかりますが、ミルクを飲む姿やおもちゃで遊んでいる姿を見るとその苦労もぶっ飛ぶくらいの幸せな気持ちにさせてくれます。
成猫でも体調を壊すと飼い主さんはびっくりしますが、子猫になるとちょっとしたことでも不安になるでしょう。そんな時は【無料相談窓口】を利用してみることをオススメします。