ペットのワンちゃんやネコちゃんの万が一のケガや病気にそなえるのがペット保険。ペットの寿命が延びるにつれて、ペット保険に加入する飼い主さんも増えています。
ワンちゃんやネコちゃんには、公的な健康保険がありません。そのため、ケガや病気になったときの医療費は全額、飼い主さんの自己負担になってしまいます。
ペット保険に加入すれば、病気やケガの治療費を負担を減らしてくれるメリットがあるものの、掛け捨てで年齢により保険が高くなるデメリットも。
メリット、デメリットを交えながら、ペット保険について詳しく解説していきます。
目次
ペット保険は犬や猫の年齢があがると掛け金も上がる
ペット保険の保険料が決まる要素はどのようなものがあるのでしょう。ペット保険は、「保障内容」「ペットの年齢」「特約」の3つの要素で決まります。
ペットも年齢があがると保険金があがる
ペットの保険料も、人の保険料と同じように年齢があがるごとに保険料が上がっていきます。人の保険は加盟したときの保険料が持続されますが、ワンちゃんやネコちゃんの場合は、加入時に保険料が安くても、年齢を重ねるごとに保険料が上がっていきます。
年齢とともにあがる保険料、新規加入に制限がある場合も
年齢があがると保険料があがるのは、ケガや病気になる心配が増えるから。そのため、保険会社によっては新規の加入に年齢制限を定めているところもあります。
病気になりやすい年齢になってから入りたい保険に加入できなかったとならないように、新規加入の年齢制限や条件を確認しておきましょう。
ペットの保険は掛け捨て
人の保険は病気やケガがなくても払い戻しが受けられない掛け捨て保険と、満期がくれば一定額の払戻金や満額保険金を受け取れる貯蓄型の保険の2種類があります。
人の保険はライフスタイルや好みにあわせて、掛け捨て型と貯蓄型を選べますが、ペットの保険は掛け捨てがメインです。
満期になったからといって、保険料が戻る貯蓄型の保険はありません。
ペットのネコちゃんやワンちゃんが病気やケガにならずに健康で過ごせるのは嬉しいもの。でも、掛け捨てしか選べないペット保険は払った保険料がムダになってしまう可能性も、十分に考えられます。
ペット保険には税制の控除もない
人向けの保険には、支払った金額に応じて税金が軽減される保険料控除の制度があります。しかし、この控除制度は、ペット保険には適用されません。
掛け捨てのペット保険にも返戻金があるものが
ワンちゃんやネコちゃん向けのペット保険は、貯蓄型や積立型のものはありませんが、掛け捨てでも、一部払戻金が設定されているものがあります。
払戻金の計算方法は、それぞれの保険会社や保険の種類によって異なります。説明書や保険約款を確認しておきましょう。
ペットの保険に加入しなければ治療費は100%自己負担
ワンちゃんネコちゃんむけの保険は、年齢を重なるとともに保険料が高くなり、飼い主さんにも大きな負担になるものです。しかし、国民皆保険制度がある人と異なり、ペットは保険に加入しなければ、治療費はすべて飼い主さんが支払わなくてはなりません。
1年でワンちゃん、ネコちゃんにかかる医療費はどれくらい?
ワンちゃんネコちゃんにかかる医療費は、ペットの年齢や種類によってかわりますが、わんちゃんで年間6万円、ネコちゃんで年間3万円ほどです。
ワンちゃん、ネコちゃんともに医療費は増加傾向にあります。
保険の補償割合をチェック
一般的に人の健康保険は3割負担ですが、ペット保険の場合、負担の割合はそれぞれの保険によって異なります。補償割合とは、治療にかかった費用のうち、保険会社にどれくらいの割合を補償してもらうかを示すものです。ペット保険の補償割合は、50%あるいは70%が主流です。また、100%補償をしてくれる保険もありますが、契約中の最大補償額が定められています。そのため、その額を超えると全額補償を受けられず、損をしてしまう場合もあるのです。
保険の対象にならない治療をチェック
ペットのワンちゃんネコちゃんに保険をかけていても、すべての治療が保険の対象になるわけではありません。保険の対象にならないと、全額飼い主さんの自己負担になってしまいます。
飼い主さんの自己負担になる主なものを確認しておきましょう。
- 予防接種により、予防できる病気の治療費
- 予防接種のワクチン接種費用
- 妊娠、出産やそれによって生じた傷や症状
- 去勢や避妊、ヘルニアなど傷病にあたらないもの
- 健康診断費用、代替医療
- 飼い主さんの過失によって生じたケガや病気など
ペット保険は必要?保険の対象にならない症状も把握しておこう
ペット向けの医療の発達により、ワンちゃんネコちゃんも高度な医療を受けられる時代になりました。ワンちゃんネコちゃんには、人のような健康保険制度がないため、病気の治療や入院にかかる費用はすべて、飼い主さんが支払わなくてはなりまあせん。。
ペット保険に加入しておけば、万が一のときに安心です。しかし、掛け捨てで毎年保険料があがっていくペット保険は、飼い主さんの負担になりかねません。治療費や保険料を加味して、ペットのワンちゃんやネコちゃんに保険が必要かを考えてみましょう。
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