一番に考えるのはペットの安全!室内犬のお留守番で注意すること

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室内犬をお留守番させるとき、一番気をつけるべきは「犬の安全」です。室内に危険なことなんてある?と思われるかもしれませんが、実はけっこうあります。私たち人間には見慣れているものが、お留守番中の室内犬を危険にさらしてしまうことも…。

 

これまでは問題なく愛犬をお留守番させてきた飼い主さんも、今一度考えてみてはいかがでしょうか。「しまった!」と真っ青になるような事態は、起きる前に予防するのが一番です。

家具を噛まれないようにしっかりガード!

愛犬にイスや机の脚をかじられて、傷だらけにされるのは嫌ですよね。子犬だからと油断していたら、細く尖った乳歯でボロボロにされてしまうことは珍しくありません。

 

お気に入りの家具を傷だらけにされると、いくら可愛い愛犬でもうんざりします。しかし、犬を叱りつけている暇があったら、まずは愛犬が危険なものを口にしていないか確認しましょう。

 

家具の多くは塗装がされていますよね。体に無害な主原料の塗料ならまだマシですが、大抵の家具には合成樹脂やラッカーなどの化学薬品が使われています。さらには飲み込んだ木屑や木片が原因で嘔吐や下痢をすることも。

 

愛犬に家具をかじられない一番確実な方法は、ケージの中でお留守番をさせることです。フリーでお留守番させるなら、かじられたくな物はしっかりガードしておきましょう。

落下すると割れるものは片付けてから外出

「うちの子はイタズラしないからお留守番させても安心!」と過信するのは禁物!犬がイタズラしなくても、何か物が落ちて割れることはあり得るからです。

 

たとえば犬のお留守番中に地震が起きて、テーブルの上の花瓶が落ちるかもしれません。飛び散った陶器やガラスの破片はとても危険です。万が一踏みでもしたら、肉球がスパっと切れてしまうかもしれませんよ。

 

いつ起きるかわからない地震の話しをされても…、と思われるかもしれませんが、いつだって地震は突然起きるものです。だからこそ愛犬をお留守番させる時は、テーブルの上に食器を出しっぱなしにせず、しっかり片付けてから出掛けましょう。

電源コードに注意!感電事故を未然に防ぐ

私たちが生活する空間には、思ったよりたくさんの電源コードがあります。あるのが当たり前すぎて見落としがちですが、犬が電源コードを噛んだらとても危険!

 

犬が齧りたくなるものは、硬すぎず柔らかすぎずの噛み心地の良いものです。実は電源コードはこの条件にぴったり。ペット用ヒーターのコード部分がプラスチックの筒でしっかりガードされているのは、噛みつきによる感電を防ぐためです。

 

犬は金属のように歯がガチっとあたる硬いものには噛みつきません。愛犬をお留守番させるときは、電源ケーブルに充分注意しましょう。

トイレのスペースが十分でないと犬は落ち着けない

犬にお留守番させる時は、何度か排泄する可能性を考慮して、トイレのスペースを十分にとっておきましょう。トイレトレーニングがしっかり出来ている犬も、トイレのスペースが狭すぎると、前の排泄物のせいでトイレ以外の場所に粗相してしまうかもしれません。

 

また、ケージやクレートの中で留守番させる場合、寝床のすぐ近くに排泄物があると、犬は落ち着くことができません。暇を持て余した犬が排泄物をいじるうちに、食糞が癖になることもあります。

 

本来なら長時間のお留守番は避けたいところですが、仕事や学校などでやむを得ないこともありますよね。できるだけ愛犬を快適な状態でお留守番させるためにも、トイレのスペースは広めにとっておくのが一番です。

快適な室温+水をこぼさない工夫

犬はお留守番が大嫌いな生き物です。ただでさえ寂しいのが苦手なのに、そのうえ暑さや寒さで快適に過ごせなかったら、ゆっくり昼寝をしながら飼い主さんの帰りを待つことはできません。

 

犬の種類や年齢によって快適な室温には多少差がありますのが、室温23度前後、湿度50~60%程度であれば、どんな犬でも比較的穏やかに過ごせるはずです。真夏や真冬だけではなく、一年を通して室温の調整に気を配りましょう。

 

また、いつでも新鮮なお水が飲めるように用意することは大切ですが、犬が水をこぼしてしまったら意味がありません。愛犬をお留守番させるときは、犬の動線を考えたうえで、たっぷりのお水を用意してあげましょう。

まとめ

犬にお留守番をさせると、飼い主が思ってもみなかった行動をとることがあります。ケージやクレートの中で留守番させる飼い主さんも、部屋の中をフリーにさせている飼い主さんも、いまいちど愛犬の安全について考えてみませんか?

 

もしものことが起こったとき、大切な愛犬の健康や命は物のように替えがききません。犬の安全を守ってあげられるのは、飼い主さんだけなのです。

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