保護猫が懐いてくれない!そんなときの対処法

晴れて保護猫をおうちに迎え入れることができたなら、抱っこをしたり、膝に乗ってきたり、一緒に寝たり…。そんな、ネコちゃんとのゆっくりとした優しい暮らしを夢に見るものです。

 

しかし、現実はいかがでしょうか。保護猫が全然寄ってきてくれなかったり、姿を見ると隠れられたりしてはいませんか?

 

なかなか懐いてくれない頑固な保護猫も、中にはいるものです。そんなときの対処法をお教えしていきます。

 

保護猫は警戒しているだけ

保護猫の中には、心ない人からいじめられたり、元の飼い主さんから捨てられたりして、人間に対する恐怖心が強い子も多くいます。

 

もちろん最初から甘えん坊の、フレンドリーな保護猫もたくさんいますので、ひとくくりにすることはできません。

 

引き取った保護猫が前者のほうで、なかなか懐いてくれない性格だったら、ちょっと寂しいですよね。しかしそんな保護猫も、慣れないおうちと新しい家族に、ちょっと警戒しているだけなのです。

 

「人間って怖くないよ、私たちはあなたの家族なんだよ」ということを、保護猫に理解してもらえるような対応を続けていくことが大切。あせらずじっくりと、保護猫のかたくなな心を開いてもらえる方向に持っていきましょう。

 

懐かないときの対処法

ネコちゃんは、基本的にベタベタとかまわれるようなことは嫌います。特に、何をしでかすかわからない、小さな子どもを苦手とするネコちゃんは多いもの。

 

お子さんがいるご家庭なら、子どもが保護猫を押しかけ回したりちょっかいをかけすぎたりしないように、よく見てあげていてください。

 

大人だけのご家庭でも、おうちに来たばかりのネコちゃんに、かまいすぎることは禁物です。ますます怖がられたり、警戒されたりしてしまいかねません。

 

また、いくら保護猫がかわいいからといって、じっと目を見つめるのもNG行動のひとつです。ネコちゃんの世界では、「目を見つめる=ケンカを仕掛けている」サインとなってしまいます。

 

新しく来た保護猫が慣れてくれるまでは、飼い主さんはなるべく目を逸らしながら接することが良い方法でしょう。

 

もちろん、信頼関係が築かれたあとならば、いくらでも保護猫の目を見つめても大丈夫です。信頼できる飼い主さんから目を見られることは、ネコちゃんは「親愛のしるし」と受け取ります。

 

それでもどうしても慣れてくれなかったら、思い切ってそのネコちゃんだけを無視して、先住猫さんを目の前で思いっきりかわいがるというのも効果的。

 

飼い主さんにスリスリ甘えたり、抱っこをしてもらってゴロゴロしている先住猫さんを見て、少しずつでも「もしかしたら、人間って怖くないのかも」と理解してもらうことができれば、大成功です。

 

全然懐いてくれなかった保護猫が、初めて足元にすり寄ってきてくれたときの嬉しさは、言葉では言い表せないものがあるはず。徐々に飼い主さんの膝の上に乗ってきたり、抱っこを許してくれたりするようになってくるでしょう。

 

そういう性格のネコちゃんもいる

しかし、おうちに来てから半年・一年と時は流れ、それでも全然すり寄ってきたり甘えてきたりしてくれない、ツワモノの保護猫も中にはいます。

 

そういうネコちゃんには「猫とはそういうもの」と割り切って、クールな関係を築いていけばいいのです。

 

もともと一匹オオカミな性格で、ツンツンしているところもネコちゃんの魅力のうち。かわいくカッコいい姿をただ眺められたり、ネコちゃんがいる同じ部屋でくつろいだりできるのも、その保護猫の存在があるからこそです。

 

保護猫にスリスリゴロゴロになってもらうことを期待しすぎず、ツンツンとした魅力を楽しんでみるというのも、飼い主さんの考え方次第。人間に媚びない、その凛々しい態度こそが、そのネコちゃんの個性ともいえます。

 

保護猫の個性を尊重しながら、そのネコちゃんと飼い主さんならではの、良好でクールな関係を築いていってくださいね。中には年月が流れてシニア猫になったとたんに、甘えん坊な性格に激変する保護猫もいますので、あきらめないことも大切です。

 

まとめ

一般的に、子猫よりも成猫のほうが、頑固に懐いてくれない場合が多いものです。どうしてもスリスリ甘えて欲しい場合は、子猫から育てていくというのもひとつの方法。

 

そのネコちゃんを預かってくれていた保護猫団体のスタッフさんに、その子の性格や甘えん坊具合を、あらかじめよく質問しておくこともいいでしょう。

 

一番良くないパターンなのが、懐いてくれないからといって、保護猫を「返品」してしまうことです。保護猫は「また人間に捨てられた」と、非常に悲しい思いをしてしまいます。かわいいネコちゃんを、何度もつらい目に合わせたくはありませんよね。

 

たとえ懐いてくれなくても、長い目で向き合っていける自信のある、そんな優しいご家族に引き取られたとしたなら、その保護猫は一生涯幸せに過ごすことができるでしょう。