ペットと一緒に飛行機は乗れるの?徹底解説!

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旅行や帰省など、どこか遠出する際には飛行機が便利です。

しかし、ペットを飼っている方は、ペットも一緒に連れて行きたいと考える方もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ペットと一緒に飛行機に乗ることができるのかについて、解説いたします。

 

また、飛行機に乗ることのできるペットの種類や、注意すべきケースについてもお伝えいたします。

飛行機に乗る際の参考にしていただければ幸いです。

 

そもそも飛行機にペットって大丈夫?

 

飛行機にペットを乗せることができるのかについては、レガシーキャリアかLCCであるかにより対応が異なります。

 

JALやANA、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤーなどのレガシーキャリアと呼ばれる航空会社の場合は、ペットを乗せることが可能です。

しかし、ピーチやバニラエア、ジェットスターといったLCCの場合にはペットを乗せることができません。

そのため、もし飛行機にペットを乗せたい場合には、LCC以外を利用することが必要です。

LCCでペットを乗せることができない理由は、与圧や温度調整、そして手続きといったコスト面が考えられます。

 

また、ペットを飛行機に乗せられる航空会社であっても、ペットを客室に連れ込むことはできないため注意しましょう。

ペットを飛行機に乗せる際には、ケージあるいはクレートを用意することが必要です。

 

ペットが乗る貨物室も空調管理は行われています。

それでも、客室よりも外気温の影響が受けやすくなっています。

そのため、暑い季節には、保冷剤やクールマットをケージに入れるようにしてください。

寒い季節だと、毛布あるいはカイロといったものを一緒に入れておくと良いでしょう。

 

手続きの方法は、各航空会社により異なります。

JALの国際線の場合、出発時刻の120分前までにチェックインカウンターで手続きを行います。

輸出検疫証明書や健康証明書、確認書(同意書)など、ペットの輸出入に必要となる書類の提出を行うため、事前に用意しましょう。

ペットを預けた後、飛行機への搭乗まで空調の効いた室内で保管されます。

料金については、国際線はチェックイン時に案内があるため、指定された金額を支払いましょう。

 

ANAの場合は、“ペットお預け”の事前予約サービスの利用か、出発前に手荷物受託カウンターにおいて手続きをする方法があります。

事前予約サービスは、メールもしくはインターネット、電話にて申し込むことが可能です。

事前予約サービスを利用する場合は、出発前日までに手続きをしなければいけないため、注意しましょう。

カウンターで手続きをする場合には、同意書も提出する必要があります。

料金は渡航先により異なりますが、5,000円からです。

 

スカイマークは、同意書を提出して搭乗30分前までにカウンターで手続きを行います。

料金は、5,000円となります。

このように航空会社によって手続きの方法が異なるため、ペットと飛行機に乗る場合には、その航空会社の決まりに従い手続きをするようにしてください。

 

飛行機に乗れるペットの種類は?

 

飛行機に乗れるペットの種類について解説します。

 

JALやANAでは、犬や猫、ハムスターなどの小動物、小鳥、うさぎを預けることができます。

スカイマークの場合は、飼いならされた犬や猫、小鳥は預けることが可能です。

また、ハムスターやウサギ、リスといった小動物も飛行機に乗せることができます。

金魚やカメ、昆虫類などは、他の方の迷惑にならないよう各航空会社が提示している条件を満たすことが必要です。

 

中には、機内への持ち込みができないペットもいるため、必ず持ち込む際には確認しましょう。

例えば、機内に持ち込むことができないペットの代表として、ブルドッグといった短頭犬種(鼻腔が短い犬種)が該当します。

なぜなら、短頭犬種は暑さに非常に弱いという点が挙げられ、熱中症で死亡してしまった事例もあるからです。

 

JALでは、ブルドッグやフレンチブルドッグは年間を通して乗せることができず、その他の短頭犬種についても夏季期間中は貨物として預けることができません。

スカイマークでは、『航空輸送時の環境の変化を受けやすいため、体調に変調を来す恐れがある』としており、常時機内への預かりを受け付けていません。

他にも、ANAやエアドゥ、スターフライヤー、ソラシドエアといった航空会社は、5月から10月までは短頭犬種を預からないという対応をしています。

 

このように、各航空会社によって乗れるペットと乗れないペットが異なるため、乗せても問題ないか事前に確認しておきましょう。

 

こんな時は注意して!

 

飛行機にペットを乗せる場合には、注意点があります。

まず、機内持ち込み可となっている種類のペットでも、乗せることを断られてしまうケースがある点です。

ペットに心臓疾患あるいは呼吸疾患がある場合には、飛行機の長旅によって命の危険が出てくる可能性があります。

そのため、航空会社から危険だと判断された場合には、飛行機への搭乗を断られることが考えられるでしょう。

もし航空会社から断られなかったとしても、ペットの健康に心配な面がある場合には、獣医に診てもらい判断することが必須です。

 

そして、生後数ヶ月の子犬や7歳以上になっている老犬(犬種により基準が違う)の場合も、搭乗を断られるケースがあります。

懸念点がある際には前もって、航空会社に確認しておくようにしてください。

 

また、海外に渡航する際には、渡航先によってはワクチン等の予防接種が必要となることがあります。

その場合には、日本を出国する際に、動物検疫所で輸出検査を受けなければいけません。

 

犬の場合は、狂犬病およびレプトスピラ症の検査となります。

また、入国時に『狂犬病などの予防注射や検査の証明』を必要とする場合もあります。

このケースでは、予防接種をして証明書を提出することが必要です。

入国に際しての条件は、渡航先となる国の大使館に問い合わせると良いでしょう。

 

また、大きな動物に関しては貨物扱いとなるケースがあるのです。

預けることができるペットのサイズは、各航空会社により変わってきます。

 

JALであれば、クレート重量を含め32キロまでであれば手荷物として預けることが可能であり、手荷物の範囲とならない大きさのペットは貨物として扱われます。

ANAでは、ペットの重量の制限はありません。

その代わりに、Lサイズのクレート(幅55×80×60)が上限となっています。

 

もしペットが貨物扱いとなった場合には、旅客ターミナルのカウンターでの手続きはできません。

そのため、貨物の受付カウンターで手続きをすることとなります。

クレートの貸出はなく、料金も高くなることが一般的です。

 

スカイマークにおいては、51×69×48センチのクレートで32キロが上限です。

このサイズに入らないペットは貨物としても預けることは不可能であるため、覚えておきましょう。

 

まとめ

ペットと一緒に快適な空の旅を検討してみてはいかがですか?

今回は、ペットは飛行機に乗せることができるのかについて解説しました。

 

ペットは、種類によっては一緒に飛行機へと搭乗することが可能です。

ただし、各航空会社により手続きの方法や規定が異なる場合があるため、注意が必要です。

 

そのため、ペットの搭乗に関する詳細については、各航空会社に確認するようにしましょう。

そして、確認する場合には、搭乗不可であった時の対応も考えて、早めの行動を心掛けることが大切です。

 

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