ペットにも癒しが必要!自宅でできるペットマッサージの仕方

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ペットマッサージをご存知ですか?

皆さんは体が疲れていると感じた時、マッサージで疲れをとるという方も多いのではないでしょうか。

実は、それはペットも同じです。

 

大好きな飼い主さんからマッサージをしてもらうと、ペットはとても癒されます。

また、マッサージをすることで、基礎体力や治癒力の向上が期待できるとも言われているのです。

 

そこで今回は、自宅で簡単にできるペットマッサージについてご紹介していきたいと思います。

ペットを飼っている飼い主の皆さんは是非参考にしてみてください。

 

「手」でできるマッサージ

 

マッサージの前に基本について確認しましょう。

まずは、怪我をしていたり、触られることを嫌がったりする場所がないかなど、ペットの状態をよく確認してください。

 

なぜならそういった場所は避けて、マッサージをしていかなければならないからです。

触るのに不安がある場所は、無理をせずに他の場所をマッサージしてあげることをおすすめします。

基本を確認したところで、マッサージの基礎である、手で行うハンドマッサージについてご紹介していきましょう。

 

ハンドマッサージは、主に「さする」「揉む」「ツボを押す」という動作を行います。

はじめに、体全体を優しく撫でるようにさすっていきます。

 

「さすることがマッサージになるの?」と思うかもしれませんが、お腹が痛い時にお腹をさすると落ちつくように、さすることで体の血行がよくなり、新陳代謝をあげる効果が期待できるのです。

ゆっくり優しく、声をかけながらさすってあげることで、ペットに肉体的だけでなく、精神的なリラックス効果を与えることもできるでしょう。

 

全体的に軽くさすったら、最後にもう一度だけ背中付近を集中的にさすってあげましょう。

犬や猫などのペットは4足歩行であるため、背骨付近の筋肉をよく使います。

そのため、そのあたりを手のひらを使って優しく撫で、続いて肩から前脚、腰から後ろ脚にむかってゆっくりさすっていくことが重要です。

そうすることで酷使された筋肉がゆっくりほぐれていきます。

 

しかし、爪切りや肉球の手入れなどが苦手な子は、脚先を触られることを嫌がることがあるかもしれません。

ストレスなく触れるのはどこまでかを確認しながらさすってください。

 

さすって体をほぐしたら、次は「揉む」工程に入ります。

まずは首元から背中あたりを優しく掴み、ゆっくりと揉んでいきます。

特に首の後ろは皮が伸びるようになっているので、皮部分だけを掴むのではなく、筋肉もしっかり揉んであげましょう。

しかし、強くやりすぎると逆効果になってしまうので、あくまでも優しく行うことが大切です。

 

背中を揉んだら、次は耳も揉んでいきます。

人間よりも聴覚が発達しているペットたちは、普段から耳に神経を集中させています。

そのため、耳まわりの筋肉が緊張していることが多いです。

 

耳の根本を指の腹を使って親指と中指あたりで優しく掴み、ゆっくりと揉みます。

ペットが嫌がらなければ、根本から先端に向かって引っ張ることも効果的です。

 

そして、最後はツボを押していきます。

ツボ押しは、押す部分によって様々な効果があるため、その子に合ったツボを選んで押してあげてください。

 

ここではペットの中でも犬のおすすめのツボを5つご紹介します。

 

①聴宮(ちょうきゅう)

耳の付け根の前側にあるツボで、ここを押すことでリラックス効果を得ることができます。

無駄吠え抑止にも繋がると言われているので、愛犬の無駄吠えにお困りの際は是非お試しください。

 

②大椎(だいつい)

首の付け根にあるツボで、血流を促してくれます。

ストレス解消が期待でき、熱を下げる効果もあるため、暑い夏におすすめのツボです。

 

③腰百会(こしひゃくえ)

しっぽの付け根にあるツボで、体の不調に効果があると言われています。

最近調子が悪そうな子は特に押してあげるようにしましょう。

 

④神門(しんもん)

親指のくぼみ部分にあるツボで、副交感神経の働きを促して精神安定をもたらしてくれます。

ストレス解消にも効果的です。

 

⑤井穴(せいけつ)

全ての脚の爪の生え際に存在するツボです。

集中力が増すと言われ、しつけをする際に押してあげると効率的にしつけができると言われています。

 

これらのツボを指の腹を使ってゆっくり優しく押していきます。

押しているときに愛犬の表情をよく観察し、痛がっていないか、嫌がっていないか確認してください。

一般的には小型犬だと200~500g程度の負荷が適正であると言われているので、参考にしてマッサージしてみましょう。

 

「道具」を使ったマッサージ

 

ハンドマッサージだけでなく、ペットも人間同様に道具を使ったマッサージをすることができます。

一番有効なのはブラシを使い、毛づくろいも兼ねて撫でるマッサージをしてあげることです。

 

体全体を優しく丁寧にマッサージしていきます。

マッサージだけでなく、無駄毛を落とすこともできるため、ペットにとって一石二鳥です。

 

また、ペットをマッサージするためのローラータイプのグッズも販売されています。

顔から体全体まで使用できるタイプのものもあるため、1つ持っておくと便利かもしれません。

しかし、こういったグッズを使って行うマッサージは、ご自身の手で行うよりも力加減が分からなくなってしまう可能性があります。

ペットが痛がっていないか、辛そうでないかは逐一確認しておきましょう。

 

アロママッサージはどう?

 

癒し効果があるとして昔から若い女性を中心に人気のアロママッサージは、ペットたちにも有効だといわれています。

 

花や木などの自然素材から抽出した精油の香りは、癒し効果があるだけでなく、自己治癒力を高めてくれる効果があるとされているのです。

その効果はオイルによって様々です。

 

例えば、ラベンダー・カモミール・イランイランといったアロマは、リラックスして落ちつきを取り戻せる効果があるといわれ、ローズマリー・ペパーミント・レモングラスといったアロマは、リフレッシュ効果をもたらすことから、気分がふさぎがちな時に用いると良いとされています。

ペットをアロママッサージするときも人間同様、その時々に合わせて使用するアロマオイルは変えていきましょう。

 

使用するときは、アロマオイルを希釈して手になじませ、ハンドマッサージをする容量でゆっくりとマッサージしていきます。

皮膚にしみこませるのではなく、毛にオイルをつけることで香りを吸収するようにします。

オイルを皮膚に塗りこむわけではありませんが、皮膚に炎症を抱えている子や肌の弱い子は、アロママッサージをしても良いかを獣医師に確認しておくとよいでしょう。

 

また、動物は人間よりも嗅覚が優れているため、濃度の濃すぎるオイルは逆にストレスになってしまう可能性があります。

 

特に、匂いに敏感なタイプの子には注意が必要です。

少し香りが薄いかな?と思う程度の濃さのオイルから使っていき、それでも嫌がるようなら通常のハンドマッサージに切り換えてください。

ペットが喜んでいるようであれば、アロママッサージはペットだけでなくマッサージをしている飼い主も一緒に癒してくれるのでとてもおすすめです。

 

まとめ

今回は、自宅で簡単にできるペットマッサージについてご紹介いたしました。

 

マッサージはペットに癒しをもたらすだけでなく、深いコミュニケーションをとることで飼い主とペットとの絆も深めることができるでしょう。

是非一度、ペットマッサージをして素敵な時間を過ごしてみてください。

 

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