愛犬に洋服を着せておしゃれを楽しみたいと思うことはありませんか。
近年では犬用の可愛らしい衣装やかっこいい服なども増えており、愛犬と一緒にファッションを楽しむことができるようになっています。
ただサイズをはじめ、愛犬に適していない洋服を着せると、愛犬のストレスや危険を招いてしまうリスクがあります。
おしゃれを目的として犬用の服を楽しむのであれば、愛犬の様子に配慮することが重要です。
そこで今回は、愛犬におすすめの洋服と注意点をお伝えします。
目次
いまや当たり前になった犬の洋服
犬には毛皮があるから服は不要と考える方もいますが、犬種によっては体温維持や毛皮の保護のために服の着用がメリットになることもあります。
例えば、暑い気候の国が原産の犬種は寒さに弱く、日本の気候で過ごす際は温度管理が必要です。
そして、屋外は室内と違って暖房器具もないため、洋服を活用することで防寒することができます。
そのため、愛犬が快適に過ごすためのアイテムとして、当たり前のものになりつつあるといえるでしょう。
また、クリスマスやハロウィンなどのイベント時に、コスプレとして洋服を着せる人も少なくありません。
愛犬との思い出づくりになるため、ファッションとして楽しむのも多くなってきています。
さらに日頃から服を着ることに慣れている犬は、レインコートなどの装着も嫌がらない傾向にあります。
このように服を着ることを当たり前のこととして対応できるようにしておくと、飼い主も愛犬もストレスを減らすことができるでしょう。
犬種別、おすすめの洋服3選!
犬に洋服を着せる場合は、機能性やサイズなどを考慮して犬に適したものを選ぶことが重要です。
しかし、あまり愛犬に服を着せたことがない方の場合、どんな服を選べばいいか分からないと困ることもあるのではないでしょうか。
そこでここからは小型犬と大型犬に分けて、おすすめの洋服のタイプをご紹介します。
小型犬
小型犬用の服を選ぶ際は、特に体にフィットするものを選ぶことが重要です。
重くなく動きやすい服を着せる方が、余計な負担がかかりません。
首周りや脇周りにほどよくフィットして、窮屈さや邪魔なたるみがないかチェックすると安心です。
どの服を着せればいいか迷っている方に向けて、具体的に小型犬におすすめの服のタイプを見ていきましょう。
1. ニット
ニットタイプの服はデザインが豊富でおしゃれを楽しみたい方におすすめです。
それでいて伸縮性がある服が多いため、愛犬の快適性を損ねないというメリットもあります。
秋口などの寒くなりだしたタイミングに使えるものもあるため、その季節の気温に合わせたものを選ぶとよいでしょう。
2. ベスト
ベストなどの袖なしタイプの服は、動きにくいのではと心配してしまう方も安心して着せられます。
保温性のある素材のベストなら、寒さ対策もできるため、防寒具を探している方にもおすすめです。
3. Tシャツ
Tシャツタイプの服は伸縮性があるため、愛犬のストレスになりにくいのが魅力です。
フリルがあるものやシンプルなものデザインも豊富にあり、好みに応じて選べます。
クール加工されている機能的なものもあるため、暑さに弱い子の熱中症対策にも使えます。
大型犬
大型犬の場合、多くの犬種で毛の量が多いという特徴があり、寒さ対策のために服を着せるケースは少ないです。
そのため、通気性がよく、ゆとりを持ったサイズを選ぶことをおすすめします。
購入の前に首回りや胴回りの採寸をして、サイズの合った服を選ぶようにしましょう。
具体的に大型犬におすすめの服のタイプについて解説します。
1. Tシャツ
程よい伸縮性があるTシャツは、やんちゃな大型犬も快適に過ごせる洋服です。
デザインもシンプルなものからおしゃれなものまで豊富にあるため、ファッションを楽しみたいと考える方にも適しています。
生地も綿や麻など幅広くあるため、季節に合わせて選べるのもメリットでしょう。
2. 機能性ウェア
大型犬の場合、ウインドブレーカーなどの機能性ウェアを着せるのもおすすめです。
軽量な素材でできているため、犬の動きも阻害せず、泥などの汚れからも被毛を守れます。
水遊びなどのアクティビティを楽しむ際にも使えるため、愛犬とおでかけしたいという方に適しています。
3. ドギースーツ
伸縮性の高いドギースーツも大型犬におすすめの服の一つです。
撥水性のあるものなら、水遊びした際の冷えも防げます。
また伸縮性があり軽量なため、全身を覆うタイプでも愛犬に負担が少ないのも魅力です。
洋服を選ぶ際、着せる際に気を付けること
愛犬に洋服を着せる際は、ストレスがないように配慮することが重要です。
ただ、洋服を着せるのに慣れていない方はどのような点に注意すれば分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、愛犬用の洋服を選ぶときや着せるときに注意すべき点をお伝えします。
犬種に応じた防寒度を選ぶ
温度管理を目的として犬用の服を着せる場合は、犬種に応じて服の防寒度合を考慮することが大切です。
例えば、チワワなどの暑い国を原産とする犬種は、暑さに強い体質を持っている分寒さに弱いという特徴があります。
日本の冬の寒さはこれらの犬種からすると過酷なため、防寒度の高い洋服を選ぶのがおすすめです。
ウールやフリース素材の寒さをしっかり防げる服を選びましょう。
また、寒さが強い地域にお住まいの場合は、全身を覆うことができる服を活用するのもおすすめです。
気密性に配慮すれば、風が服の中に入り込む心配もなく、愛犬が快適に過ごせます。
そして、シベリア地方原産のシベリアンハスキーなど、寒い地域を原産とする犬種の場合は、防寒度の高い服を選ぶことで負担になってしまうこともあります。
服を着ることで暑すぎてストレスを抱える恐れもあるため、ほどほどの防寒度の服で問題ありません。
また、寒さに強い犬種の場合は寒さ対策よりも暑さ対策で服を着せるのがおすすめです。
UVカットのできる洋服やクールベストなどで熱中症対策をしてあげると、夏場の散歩も快適にできます。
犬種の被毛や原産国を考慮して最適な服を選びましょう。
愛犬のストレスや危険に繋がる洋服は避ける
装飾の多い洋服は見栄えがいいものですが、犬のストレスに繋がる危険性があります。
装飾が気になって引っ張ってしまったり、破れた際に誤飲したりとトラブルを招くリスクもあるため、シンプルな洋服を選ぶのがおすすめです。
このような犬のストレスや危険に繋がる洋服は避ける方がベストでしょう。
例えば、静電気が発生しやすい服は痛みが発生するものもあり、犬がストレスを感じてしまいます。
また、やんちゃな子の場合は動きづらいことで負担になる恐れがあります。
伸縮性の良い生地の服を選ぶことで犬の行動を阻害せずに済むため、犬の快適性を考慮して選ぶと安心です。
また、ハロウィンやクリスマスなどのイベント時のコスプレとして装飾の多い服を着せたいと考える方も多いでしょう。
ジャックオランタンやサンタクロースの服を身につけた愛犬はかわいくてたまらないものです。
そのような特別な日の服装を着せたい場合は、短時間の着用にとどめることをおすすめします。
記念撮影を終えたり嫌がる素振りを見せたりしたら、すぐに脱がすようにしましょう。
着せている間は目を離さないようにして、誤飲などのトラブルを防ぐことも大切です。
着脱が簡単な服を選ぶ
着脱時にやむを得ず体を押さえるようなことがあれば、犬に強いストレスを与えることになりかねません。
素早く着脱できる服の方がストレスなく着られるため、着脱が簡単な服から慣らしていくのがおすすめです。
着脱が簡単な犬用の服は、ベストなどの袖がないものです。
袖に足を通す作業が必要ない分スムーズに着せられるため、犬もストレスを感じにくいといえます。
また、まるごと体を包んでファスナーなどでお腹や背中側から固定できるタイプも、着脱に時間がかからないためおすすめです。
まとめ
愛犬に服を着せたいという方に向けて、おすすめの洋服や注意点などをお伝えしました。
皮膚を保護したり、体温調節を助けたりとメリットのある洋服ですが、犬によっては負担になってしまうこともあります。
採寸を徹底して、愛犬の負担にならない洋服を選ぶようにしましょう。
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