ペットホテルの値段相場はどのくらい?利用する際の注意点は?

公開日

ペットの飼育につきものなのが、ペットを残したまま家を空けることが難しいという悩みです。
例えば、仕事の都合や家庭の事情、リフレッシュのための旅行など、用事で家を空けなければならないときに、ペットの存在がネックになってしまうことは少なくありません。

 

そんなときに頼れるのが、専門家にペットを預かってもらえるペットホテルです。

今回は、いざというときに便利なペットホテルについてご紹介いたします。

 

ペットホテルとは?

 

ペットホテルを利用されたことがない方にとっては、名前だけを聞いても実態があまりピンと来ないかもしれません。

 

ペットホテルとは、飼い主の都合に応じてペットを預かってくれたり、宿泊させてくれたりする施設の名称です。

 

さまざまな業態があり、ペットショップやトリミングショップといったペット関連のお店がペットホテルを兼ねている場合や、動物病院が預かりサービスを実施しているケースもあります。

 

預けられる動物は?

犬や猫などのメジャーなペットについては、預かってくれるペットホテルが多数存在しています。

しかし、現代は多種多様な動物が人間と生活を共にしているため、犬や猫以外のペットを飼っていて家を空けられないと悩まれている方も多いのではないでしょうか。

 

動物の種類によっては、1~2日ほどであれば餌をケージに入れておくだけで問題ない場合もあります。

ところが、温度管理の問題や万が一の体調不良など、目を離していると心配は尽きないものです。

 

そんな時は、犬や猫以外の動物を預かってくれるペットホテルを検討してみましょう。

ペットホテルで預かることができる動物の種類は、体重が10㎏以下の小動物というのが1つの基準となっています。

 

例えば、ウサギやモルモット、チンチラ、ハムスター、デグーといった小動物、またインコなどの鳥類であれば預かってもらえる可能性が高いでしょう。

詳細な条件は店舗ごとに異なるため、まずは預けることが可能かどうかについて、問い合わせてみましょう。

 

どんなサービスが受けられるの?

ペットホテルの基本的なサービスとして、預けたペットをスタッフが見守ってくれることが挙げられます。

そこに付随するサービス内容は、ペットホテルによって異なりますが、ケージの中で様子を見守ってくれる店舗もあれば、細かなケアを提供してくれる店舗もあります。 

 

例えば、動物病院に併設されているペットホテルであれば、ペットが不意に体調を崩してしまった際に、獣医の速やかなケアを受けることができるでしょう。

 

しかし、動物病院のペットホテルは預かり専門の施設ではないため、遊ばせるスペースなどはなく、基本的にペットはケージの中で過ごすことになりがちです。

そのため、体調に不安のある高齢ペットなどを預ける際に適しているので、そのようなケースであれば、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。 

 

一方で、ペットサロンのようなお店が運営しているペットホテルの場合は、ケージ外で過ごせる時間を設けてくれるなど、細やかなサービスが付随したプランを選べる場合が多いです。

 

ただし、あくまでサロンが主体であるため、仮に体調を崩した場合は専門的な対応を受けられるわけではありません。

そのため、利用を検討する際はペットの体調を鑑みながら、慎重に検討しましょう。  

 

また、夜間にスタッフが常駐しているかどうかという点は、お店によって異なります。

ペットの体調に不安のある方は、預ける前にチェックしておきましょう。

 

ペットホテルの値段相場はどれくらい?

 

ペットホテルの利用は場合によって数日にまたがることもあるため、お値段の相場が気になる方もいるのではないでしょうか。 

 

まず大まかな相場は、3,000~10,000円強がペットホテルの1泊あたりの相場です。

人間のホテルより少し安いか、あまり変わらないぐらいの価格だという印象を抱かれる方も多いでしょう。

 

これは基本的な価格であり、実際にはペットの状態やさまざまなオプションによって価格が変動します。

以下で、もう少し細かく見てみましょう。

 

割引が付くケースは?

ペットホテルは、長期宿泊の場合に価格が割り引かれるお店が多いです。

5泊以上、7泊以上など条件はまちまちですが、大手のペットホテルであれば連泊に応じて割引が適用されることが大半です。

 

動物病院が経営しているペットホテルや個人店の場合は一概には言えませんが、長期利用をしなければならない場合は割引条件を参照した上で利用するホテルを検討するのも良いでしょう。

 

長期宿泊の利用例として、近年はペットの高齢化に伴い、老犬などの介護に飼い主が疲れてしまうというケースもよく聞かれます。

 

そんなケースに対応するべく老犬の預かりを得意としているペットホテルもあり、週単位での宿泊を受け入れているほか、割引があるホテルなどもあります。

 

家庭だけで世話をし続けるのに限界を感じた場合は、一時的な休息としてこれらのサービスの利用を考えてみるのもいいかもしれません。

 

便利な各種オプション

ペットホテルの価格は、ケージの広さに応じて変動します。

そして、多種多様なオプションが用意されています。

 

よくあるオプションとしてはお散歩、トリミング、送迎サービスなどが挙げられますが、最近のペットホテルにおけるオプションサービスはそれだけではありません。

 

特に、ペットホテルを利用したことがある方から重宝したという声を聞くことが多いのが、専用カメラによる遠隔見守りサービスです。

 

ケージに設置された専用カメラによってペットを24時間見守ることができ、出先でもスマートフォン越しに常にペットの様子を確かめることができます。

 

離れたところにいるペットが心配だと感じる飼い主は、遠隔で見守れるサービスがあるホテルを選ぶと良いでしょう。

ペットホテルを利用する際の注意点

 

ペットホテルを利用する場合、飼い主が気を付けてあげなければならない注意点がいくつかあります。

ペットホテルは基本的に動物と接し慣れたスタッフが丁寧にペットの世話をしてくれますが、ペットは普段と異なる環境に身を置くことによってストレスを溜めてしまいがちです。

 

少しでもペットのストレスを減らし、快適に過ごさせてあげるためにも、注意点を事前にしっかりと認識しておきましょう。

 

預けるには下準備が必要

ペットホテルは他の方に飼われているペットたちと同じ空間に滞在することになるため、お互いの安全を守り、病気の感染などを防ぐための準備が必要です。

 

具体的にはワクチン接種とノミ・ダニ予防の2つがあり、これらを済ませていないと利用できないペットホテルがほとんどです。

 

これらの対策が取られているからこそ、安心して大切なペットを預けることができるのです。

 

薬やご飯を用意しておく

ペットホテルでは基本的にご飯を提供してくれますが、特定の種類のご飯しか食べてくれない犬の場合はあらかじめ準備をし、スタッフにしっかりと説明しておかなければいけません。

 

また、持病などがあり薬を与える必要がある場合は、その旨もしっかりと説明しておきましょう。

体調を崩している場合を除き、日常的に服用している薬であればスタッフが与えてくれる場合が多いです。

 

しかし、与え方に注意が必要な薬を服用している場合などは、動物病院が経営しているペットホテルを利用した方が安心でしょう。

 

ペットホテルを上手に活用しよう!

今回はペットホテルについて、さまざまな情報をご紹介いたしました。

 

普段はなかなか利用する機会がないかもしれませんが、いざという時の選択肢としてペットホテルはとても便利です。

 

当サイトではペットに関する無料相談を実施しています。

ペットホテルの利用法など、ペットに関する疑問やお悩みがある場合は、ぜひ無料相談フォームよりお気軽にお問い合わせください。