犬の年齢は人間だと何歳?詳しく解説!

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動物の医療が発展し、ドッグフードなども健康志向タイプのものが増えている昨今では、ペットとして飼われている犬の平均寿命が伸びています。

 

そこで今回は、人間と犬の年齢について、詳しく解説していきます。

「犬の年齢を人間の年齢に換算すると何歳ぐらいなのか」という気になる情報もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

愛犬の人間年齢を知ることで、適切な健康管理が行えるでしょう。

 

犬と人間では寿命が全然違う

 

日本人の寿命は、平均すると80歳前後です。

では、犬の平均寿命は何歳ぐらいなのでしょうか?

ここでは、犬と人間の寿命の違いについて解説していきます。

 

犬の平均寿命

犬の平均寿命は、個体の大きさ・環境・犬種によって異なりますが、平均して12歳~15歳と言われています。

 

また、身体の大きな大型犬は、中型犬や小型犬よりも寿命が短いという研究結果があるので、小型犬は長生きするとも言われます。

 

もちろん、これは平均的な研究結果なので、病気やケガによって寿命が変動します。

人間の寿命にも個人で差があるように、犬も個体によって寿命が異なるため、目安としてチェックしてみてください。

 

体格による平均寿命の違い

小型犬・中型犬・大型犬の平均寿命を比べてみましょう。

 

 

・小型犬 平均寿命12歳~15歳

 

ミニチュアダックスフンド・ポメラニアン・マルチーズ・チワワなどの小型犬は、小型犬の中でも比較的長生きする犬種と言われています。

特に、ミニチュアダックスフンドの平均寿命は13歳~17歳であり、どの犬種よりも長いです。

 

ちなみに、ギネス記録で一番長生きしたプードルは、28歳でした。

このように、平均寿命やギネスの記録からも、小型犬は長寿な犬といえるでしょう。

 

 

・中型犬 平均寿命11歳~15歳

 

コーギー・柴犬・シェットランドシープドッグ・ビーグル・雑種などは、中型犬に分類されます。

中型犬の中でも、雑種の平均寿命は小型犬と同じぐらいになります。

 

「血統書付きの犬よりも雑種のほうが長生きする」と聞いたことがある方も、多いのではないでしょうか?

これは、純血種によくある遺伝性の病気がなく、厳しい環境で育った遺伝子を持っていることが要因であると言われています。

 

 

・大型犬 平均寿命10歳~13歳

 

ゴールデンレトリバー・ハスキー・ダルメシアン・ボストンテリアなどは、大型犬に分類されます。

体格が大きいと長生きするイメージを持つ方も多いと思いますが、実は犬の心臓の大きさは小型犬も大型犬も、さほど変わりません。

 

心臓の大きさが変わらないため、大きな体格を支えるために心臓に負担がかかりやすく、それが病気などの原因になる可能性が高いのです。

しかし、犬種によっては、30年近く生きた大型犬もいます。

 

その他の要因

体格による寿命の違いの他に、オスとメスの差や、特定の犬種の特徴による寿命の違いもあります。

オスとメスを比べると、比較的メスの方が長生きします。

 

また、ブルドッグは肥満になりやすく、呼吸障害を起こしやすい顔の形をしているので、平均寿命が7歳~10歳です。

 

10年以上生きるブルドッグも多く存在しているため、平均寿命は目安といえますが、ブルドッグを飼いたいと考えている方は覚えておくとよいでしょう。

 

犬と人間の年齢対応

 

犬の年齢を人間に当てはめると何歳になるのかを、表でご紹介いたします。

愛犬の年齢は、人間の歳に換算すると何歳なのかをチェックしてみましょう。

愛犬は、いつまでも子犬のように可愛いですが、年齢に合わせて健康管理やケアを考えてあげることが大切です。

 

 犬の年齢   人間の年齢(小型犬)  人間の年齢(中型犬)  人間の年齢(大型犬)
1歳 17歳 16歳 12歳
2歳 24歳 23歳 19歳
3歳 28歳 28歳 26歳
4歳 32歳 33歳 33歳
5歳 36歳 38歳 40歳
6歳 40歳 43歳 47歳
7歳 44歳 48歳 54歳
8歳 48歳 53歳 61歳
9歳 52歳 58歳 68歳
10歳 56歳 63歳 75歳
11歳 60歳 68歳 82歳
12歳 64歳 73歳 89歳
13歳 68歳 78歳 96歳
14歳 72歳 83歳 103歳
15歳 76歳 88歳 110歳
16歳 80歳 93歳 117歳
17歳 84歳 98歳 124歳
18歳 88歳 103歳 131歳
19歳 92歳 108歳 138歳

 

犬の子供の時期は短い

犬は、小型犬・中型犬で1歳半、大型犬は2歳ほどで大人になります。

しつけは大人になると難しくなるので、子供の時期に覚えさせましょう。

 

また、妊娠や出産は、成人していなくても可能です。

早くて半年~7ヵ月ほどになれば、妊娠と出産が行えます。

 

避妊や去勢手術を考えている方は、獣医と相談しながらこの時期までに済ませておくことがベストだと言われています。

 

人間よりも老化が早い犬のシニア期

犬も人間と同じように、歳を重ねて老いが始まります。

大型犬は、9歳を超えるとシニア犬になるので、健康に注意しなければいけません。

 

また、シニア期に入ると急激に弱ってしまう犬がいるため、ライフステージに合ったケアが必要です。

先ほどの表を参考に愛犬の年齢を調べ、どのような健康管理や身体のケアをするべきかを事前に考えておきましょう。

 

犬が高齢になったらしてあげられること

 

愛犬の年齢を調べ、どのようなライフステージであるかを知っておくことは、愛犬の健康管理につながります。

 

例えば、シニア期に入った愛犬に対して、どのような健康管理を行えばよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

 

ここからは、高齢の愛犬にしてあげられることをご紹介します。

愛犬と長く一緒にいたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

シニア対応のフードやおやつ

愛犬の健康維持に大切な食事は、シニアに対応したドッグフードやおやつに変えましょう。

口臭がきつくなったと感じたら、歯や歯茎が弱ってきた証拠です。

固いものを避け、ウエットフードや柔らかいドライフードを与えると、愛犬の食欲を維持できるでしょう。

 

他にも、シニア犬のために手作りのフードを毎日作っている方もいます。

愛犬の年齢に合わせた、適切な食事を心がけましょう。

 

足腰のサポート

シニア期に入った犬は、足腰が弱くなります。

中には、後ろ足を引きずりながら歩く犬もいます。

そんなときは、飼い主の補助はもちろんですが、散歩の時間を短くして負担を減らしてあげることも足腰の保護に効果的です。

 

また、散歩でトイレが上手くできないと、犬のストレスにつながります。

補助用具や足腰強化のサプリメントなどを活用して、愛犬をケアしてあげましょう。

 

目・鼻・耳のケア

老犬になると、目の病気・嗅覚の低下・聴覚の低下などのリスクが高まります。

目・鼻・耳の機能が低下すると、急に触ったときにびっくりして噛みつく犬もいるので、注意が必要です。

これらの機能が低下してきたと感じたら、愛犬を驚かせないような配慮を心がけましょう。

 

例えば、目の機能が低下してきた場合は、部屋の障害物の撤去やコード類の整理をして、ケガなどを防ぎましょう。

 

トイレやお水を飲みたいときの行動パターンを知っておくと、すぐに察知できるようになります。

 

また、嗅覚や聴覚が低下してくると、飼い主に反応する時間が遅くなります。

そのため、決して大声を出さず、根気よく話しかけてあげましょう。

 

「老化は生まれたての子犬に戻っただけ」と考え、赤ちゃんの犬をお世話する気持ちでシニア犬を介護することも一案です。

 

快適な睡眠環境

シニア期には、睡眠時間が20時間ほどになる犬もいます。

長時間の睡眠は、床ずれなどの原因になるので、注意が必要です。

床ずれ防止のシーツやベッドもあるので、そういった商品を使って、身体の負担を減らしてあげましょう。

 

また、愛犬の寝る体勢を3時間ごとにずらして、血流を整えてあげるのも効果的です。

室内の温度は一定に保ち、蒸れや乾燥のケアをすることも重要です。

 

まとめ:愛犬の年齢を把握して最適な環境を作ってあげよう

今回は、犬の年齢や寿命について、詳しくご紹介しました。

 

愛犬の年齢を適切に知ることで、年齢に合った健康管理や身体のケアを行えます。

いつまでも愛犬と健康に過ごしたいと考える方は、年齢表を参考に適切な健康管理を心がけてあげましょう。

 

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