愛する家族であるペットとの別れは、とても悲しいものです。
近年では、大好きだったペットとずっと一緒にいたいという願いから、ペットの遺骨をアクセサリーにする方が増えています。
ペットをアクセサリーにするサービスは、愛するペットの遺骨を肌身離さず持てるということで、とても人気があるのです。
そこで今回は、ペットの遺骨をアクセサリーにする場合の価格や注意点についてご紹介します。
ペットロス症候群などで心身の不調を抱えている方や、いつかペットとお別れすることを考えてつらくなってしまう方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ペットの遺骨アクセサリーとは?
ペットの遺骨でアクセサリーが製作できるということを、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
法律上も問題ないことから、手元供養としてメモリアルアクセサリーを持つ方も増えました。
ここからは、遺骨アクセサリーの種類をいくつかご紹介します。
宝石などに加工
遺骨を加工するサービスでは、遺骨の一部を材料にして宝石をつくります。
主な宝石の種類は、以下のようなものです。
①ダイヤモンド
遺骨から炭素を抽出して、ダイヤモンドに加工します。
遺骨が多く必要になるので、足りない場合は毛などを足す場合があります。
高額ではありますが、天然のダイヤモンドと変わらない輝きが特徴です。
製作期間が長く、3ヵ月~1年以上ほどかかる点は、要チェックです。
②サファイア
遺骨からカルシウムを抽出して、サファイアに加工します。
本来サファイアには、カルシウムが含まれていません。
そのため、特別な技術によってつくられた、世界に1つだけのサファイヤになります。
サファイアの種類には、ピンクサファイア・ブルーサファイア・ホワイトサファイヤがあるので、好みのサファイアに加工してくれる業者を選ぶとよいでしょう。
天然サファイアと同じ輝きと硬度があるので、身に着けるときも違和感なく装着できます。
③真珠
真珠は、アコヤ貝に核を挿入してつくられる宝飾品です。
ペットの遺骨を核にすることで半年以上かけて真珠をつくり、加工せずに飼い主さんの手元に届けます。
核の部分にICチップを挿入するので、真珠をつくる際に飼い主さんが分からなくなることもありません。
また、加工されたものと違って色や形が変わるため、愛するペットの個性が生かされると人気のサービスです。
④人工宝石(麗石)
遺骨と石英などを一緒に溶かして、時間をかけて宝石にするのが、人工宝石です。
人工宝石の利点は、様々な形に成型できる点といえるでしょう。
製作期間も早く、1ヵ月ほどで手元に届きます。
そのため、アクセサリーの形にこだわりたいという飼い主さんは、人工宝石がおすすめです。
宝石の種類は、上記でご紹介したような多種多様な種類があり、宝石によって値段も変わります。
しかし、遺骨を宝石にしてリングやネックレスに変化させることで、普段使いができ経年劣化も起こりにくい点が特徴です。
宝石は多くの種類が存在しますが、この宝石は世界に1つだけの特別な宝石です。
また、宝石を加工する際は高価な費用も発生しますが、一生もののアクセサリーにしたいと考える方にはおすすめです。
もし積極的に検討されている際は、ペット葬儀を行っている業者に紹介してもらったり、ネットなどでリサーチしてみましょう。
遺骨の一部をそのまま使用するアクセサリー
遺骨をそのまま使用するアクセサリーでは、遺骨を粉骨して小さくし、カプセルやそれぞれのアクセサリーにある空洞の中に入れて、ペンダント・リング・ブローチなどの遺骨アクセサリーをつくります。
カプセルや空洞の中にそのまま遺骨を入れるタイプと、特別な樹脂で遺骨を固める方法があり、ご自身の扱いやすい方法を選択することが可能です。
また、遺骨をカプセルに直接入れるものは、送られてきたアクセサリーに自分で遺骨を入れます。
価格は、他の遺骨アクセサリーよりも比較的リーズナブルです。
樹脂で固める場合は、一度業者に遺骨を送り加工してもらったものを受け取るので、カプセルタイプのものより、時間を要します。
どちら方法でも、遺骨アクセサリー販売サイトなどに申し込むことで、購入することができます。
遺骨アクセサリーの価格はどれくらい?
多種多様なアクセサリーがあり、愛するペットとずっと一緒にいられる気持ちになれるのが、遺骨アクセサリーの魅力です。
それでは、気になる遺骨アクセサリーの価格は、どうなのでしょうか?
ここからは、遺骨アクセサリーの価格をご紹介いたします。
宝石加工価格
ペットの遺骨を宝石に加工するサービスは、時間と手間がかかるので高額になる場合が多いです。
代表的な宝石の価格は、下記になります。
①ダイヤモンド
ダイヤモンド製作には、ダイヤモンド製作費用とジュエリー製作費用(オプション)が必要です。
ダイヤモンドの基準を表すカラットやカラーによって価格が変化しますが、40万円~250万円ほどでメモリアルダイヤモンドをつくれます。
②サファイア
10グラム程の遺骨でサファイヤに加工できるサファイヤ製作は、13万円~80万円ほどです。
仮にリングやペンダントなどに加工するジュエリー製作の場合は、使用する地金によって、価格が変動します。
③真珠
真珠製作は、45万円ほどで行えます。
遺骨から真珠に加工することは難易度が高いため、受注可能な業者が少ない可能性もあります。
養殖を開始する夏と秋の年2回、限定数だけの受付になるケースが多いため、早めの予約が必要です。
④人工宝石(麗石)
人工宝石の製作費用は、10万円~15万円ほどであり、宝石加工の中ではリーズナブルです。
形や色なども選べ、アクセサリーの他に数珠やオブジェなどにも加工できます。
このように、使用する宝石などによって価格が変動し、やや高額になることも事実です。
そのため、さまざまな業者を比較して、ニーズと予算に合った業者に依頼しましょう。
遺骨の一部をそのまま使用するアクセサリーの価格
遺骨の一部をアクセサリーに納骨したり、樹脂で固めたりする際は、宝石加工よりも安価である点が特徴です。
例えば、カプセルタイプや空洞に納骨するタイプは、1000円~1万円ほどで購入できます。
また、防水性が高い樹脂で加工するタイプは、3万円~10万円ほどであり、加工に使用する地金によって変動します。
他にも、UVレジンを活用して自分でアクセサリーをつくる飼い主さんもいらっしゃるので、ぜひ検討してみてください。
しかし、自分でつくる場合はレジンを固めるUV機器が必要になるので、レジンと機器で数万円必要になります。
ペットの遺骨をアクセサリーにする際の注意点
ペットの遺骨をアクセサリーにする際の注意点をご紹介します。
愛するペットのメモリアル商品なので、長く大切にしたいと考える方は多くいらっしゃいます。
ペットの遺骨をアクセサリーにしたいと検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
価格
遺骨ジュエリーは、1000円ほどで購入できるものから、100万円以上するものまであります。
また、宝石などに加工する場合は、10万円以上かかるので迷う方も多いでしょう。
しかし、愛するペットとのメモリアルジュエリーは、世界に1つしかない特別なジュエリーです。
普段から安心して身に着けられるので、常に一緒にいられます。
経年劣化の心配もなく、長く一緒にいられる気持ちになるので、高価でも満足度が高いと感じている方も多くいらっしゃいます。
遺骨をアクセサリーにする際は、価格の幅が広く存在するので、ニーズと予算に合ったものを選択しましょう。
遺骨の純度
真珠は、遺骨を核にしてアコヤ貝に挿入することでつくられますが、宝石などに加工する場合は、遺骨から一部の成分を取り出して宝石をつくる場合が多いです。
そのため、もし遺骨の成分だけで遺骨アクセサリーにすると愛するペットではないと感じる飼い主さんは、真珠や遺骨の一部をそのまま使用するタイプの遺骨ジュエリーを検討してみましょう。
劣化の心配
遺骨の一部をそのまま納骨するタイプのものは、遺骨が経年劣化する可能性があります。
また、水・空気・汚れなどでカビが発生してしまうケースもあるので、経年劣化が心配な方は樹脂で保護したものや宝石を検討してみましょう。
まとめ:大切なペットをいつまでもそばに
今回は、愛するペットの遺骨でつくる遺骨ジュエリーについてご紹介しました。
遺骨ジュエリーは、メモリアルジュエリーとして、愛するペットの供養におすすめです。
ペットの遺骨をアクセサリーにすることで、大切なペットといつまでも一緒にいられます。
本サイトでは、ペットに関する無料相談を承っております。
多種多様な遺骨ジュエリーが存在するので、迷ったときは無料相談フォームから、お気軽にご連絡ください。