ペットには人間の健康保険のような制度が存在しないため、怪我や病気で病院を利用した際の費用は、原則全額自己負担になります。
そんな時は、ペット保険を上手に活用することで、ペットの医療費の負担を減らすことが可能です。
しかし、ペット保険に加入することを検討しながらも、どのペット保険を選べば良いか悩んでいるという方もいるでしょう。
そこで今回は、代表的なペット保険3社をご紹介いたします。
ニーズに合った保険を見つけて、ぜひ検討してみてください。
目次
ペット保険とは?
ペット保険とは、簡単にいうとペットの万が一の状況に備えるための保険です。
毎月一定額を保険会社に支払うことで、入院費や診療費など怪我や病気の治療でかかった費用の一部を補償してくれます。
ここからは、ペット保険について詳しく解説いたします。
ペットの怪我や病気に備えられる
ペット保険の一番のメリットは、ペットの怪我や病気に備えられることだといえます。
動物病院は自由診療であるため、人が医療機関を利用したときのように、医療費が安く済むことはありません。
ペットの医療費は自己負担であるため、全ての費用を支払う必要があります。
そのため、仮に大怪我や大病を患ってしまうと、一度に数10万円を超える費用が発生してしまう可能性もあるのです。
例えば、ガンと診断された場合は、手術費で約13万円、10日間の入院で約21万円、手術後の通院費で約14万円が必要になるため、総額48万円ほど発生するケースもあります。
このような場合に備え、ペット保険に加入しておくと、新たに支払う費用は4万円ほどになるため、補償によって医療費の支払いを抑えることが可能です。
しかし、上記はあくまでも一例であるため、具体的な補償額などは加入している保険によって異なります。
ペット保険は、飼い主の費用の負担を軽減し、大切なペットを守れる仕組みになっています。
愛するペットの万が一に備えておきたい場合は、ペット保険に入っておくと安心です。
治療の幅が広がる
ペット保険に加入すると治療の幅が広がるため、より適切な治療を受けることができます。
治療には、さまざまな方法がありますが、通常の治療より高額ながらも効果が高いものも存在します。
例えば、ペットの体への負担を軽減できる低侵襲治療は、一般的な治療方法に比べて高額になりがちです。
しかし、ペット保険の補償を受けることで、このような高額な治療も受けやすくなります。
このように、比較的ペットに負担をかけずに治療をしてあげたいという方にとって、治療の選択肢が広がる点は嬉しいポイントです。
また、経済的な負担が軽減できる分、理想的な治療方法を選択できることも、ペット保険のメリットの1つといえるでしょう。
対象となる補償内容に注意
ペット保険の具体的な内容は、保険会社によって異なります。
特約があったり、医療費以外にも補償があったりと、ペット保険によって異なる部分は多くありますが、加入すると基本的に通院・手術・入院への補償が受けられると考えておきましょう。
しかし、病院を利用しても補償の対象にならないケースがあります。
例えば、先天性異常や保険に加入する前に発症し、現在は治っている病気などが挙げられるでしょう。
また、去勢・避妊手術、ワクチン接種などの病気や怪我の治療ではない医療行為も、補償の対象外とされます。
他にも「最低支払対象治療費」が設定されている場合は、注意が必要です。
最低支払対象治療費とは、発生した治療費が一定の金額に満たなければ補償されないというシステムです。
補償されないのであれば加入することが損になると思われるかもしれませんが、最低支払対象治療費が設けられている保険の場合は、毎月の支払い額を安く済ませられるというメリットもあります。
このほか、保険金を保険会社へ請求する際に、契約者が自己負担する必要のある「免責金額」が設定されている保険もあります。
このように、さまざまな補償内容があるので各社の保険プランを入念にチェックして、ご自身に合ったものを選ぶことが重要です。
各ペット保険会社にはどんな特徴がある?
ペット保険は保険会社によってそれぞれの特徴があるため、どれがご自身に合っているかを考えて選ぶことが大切です。
ここからは、3社のペット保険の特徴をご紹介いたします。
SBIいきいき少額短期保険
SBIいきいき少額短期保険が提供しているペット保険は、保険料が手頃なうえ、webで申し込みを行うと保険料が全期間10%オフになります。
「プラン70スタンダード」や「プラン50スタンダード」など、全4種のプランから最適なものを選べます。
最もお手軽な「プラン50ライト」を選択した場合は、小型犬で3歳からの加入なら月々650円、猫で5歳からの加入なら月々550円で加入することが可能です。
さらに、無料で獣医師に相談できるサービスも利用できるため、ペットを病院に連れて行くかどうかを迷っているときも安心です。
アイペット損害保険「うちの子」
アイペット損害保険が提供しているペット保険「うちの子」は、全国にある全ての動物病院に対応していることが特徴です。
また、アイペット対応の動物病院であれば窓口精算が利用できるため、補償を請求する手間がないのも魅力的です。
通院から入院、手術と手厚くカバーしていることに加え、一部先天性の異常も補償対象となっています。
さらに、新規加入は12歳11ヶ月まで受け付けているため、高齢の保護猫などをお迎えした家庭でも安心です。
仮に年齢が不明な場合は獣医師による推定年齢でも加入できるので、明確な年齢が分からない場合も利用しやすいといえるでしょう。
楽天少額短期保険の「ずっといっしょ[もっと]」
楽天少額短期保険が提供しているペット保険「ずっといっしょ[もっと]」は、保険料の1%分の楽天ポイントが貯まるのが特徴です。
ペットのもしもに備えつつ、楽天のサービスをお得に利用できます。
また、2歳の猫の場合は730円、2歳の小型犬の場合は740円からとお手頃な価格で保険への加入が可能です。
さらに、免責金額や最低支払対象治療費といった制限が設けられていないため、負担をかなり軽減できます。
他にも、仮に診療・検査を行ったうえで明確に病気であると診断されなかった場合も補償対象になるため、ちょっとした通院でも利用しやすい保険です。
ペット保険会社を徹底比較!
ここからは、ペットの特徴や飼い主のニーズ別に、おすすめのペット保険会社をご紹介いたします。
どのペット保険にすれば良いのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
保険料を安く抑えたいならSBIいきいき少額短期保険
リーズナブルな価格でペット保険に加入したいのであれば、SBIいきいき少額短期保険のペット保険をおすすめします。
加入者は獣医師に無料で相談できるサービスを利用できるため、ペットの様子が心配なときも安心です。
全4種のプランから、補償額などの希望に応じてベストなプランを選択できるので、費用が心配な方はSBIいきいき少額短期保険をおすすめします。
シニアのペットのためなら「うちの子」
高齢のペットを飼っている場合には、アイペット損害保険の「うちの子」をおすすめします。
SBIいきいき少額短期保険のペット保険では、新規加入の受け付けは最大11歳11ヶ月までですが、うちの子であれば12歳11ヶ月まで新たに保険へ加入することができます。
特に、保護されたペットの場合は高齢であったり、既に病気にかかっていたりするケースが少なくありません。
幅広い年齢が加入できるため、ペットが高齢である際は、ぜひ検討してみてください。
楽天ユーザーなら「ずっといっしょ[もっと]」
楽天ユーザーがペット保険に加入する場合は、「ずっといっしょ[もっと]」がおすすめです。
保険料の1%分の楽天ポイントが獲得できるため、ペットの健康に配慮しつつ、普段の楽天でのお買い物を少しお得にできます。
もちろん、貯まった楽天ポイントでペット用品を購入するような使い方ができるので、楽天ユーザーの方であればメリットの多い保険といえるでしょう。
まとめ:ご自身にあったペット保険を検討してみましょう。
今回は、ペット保険の概要や代表的なペット保険会社3社について、ご紹介いたしました。
ペット保険の内容は、保険会社によって異なります。
そのため、月々に支払う保険料だけでなく、具体的な補償の内容を併せて確認し、ニーズに合ったペット保険を検討してみましょう。
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