人間の子どもと同じように、犬にも専用の知育玩具があることをご存知でしょうか?
知育玩具とは、通常の犬用おもちゃとは異なり、犬が考えて動かすことでおやつやフードを出すことができるおもちゃです。
犬は賢い動物なので、頭を使う知育玩具を与えると、飽きずに長時間遊んでくれるという特徴があります。
様々なことに興味津々な子犬や、留守番することが多い犬には、特におすすめです。
そこで今回は、そんな犬用知育玩具についてご紹介していきたいと思います。
今まで飼っている犬と知育玩具で遊んだことのない方も、ぜひ参考にしてください。
目次
犬向けの知育玩具ってあるの?
犬向けの知育玩具は、数多くの商品が販売されています。
易しいものから難しいものまでいろいろなレベルの商品があるので、ペットに合ったおもちゃを与えてあげましょう。
近年は、デザインがかわいらしいものもたくさん増えており、犬が遊んでいる姿をSNSにアップする方も増えています。
ここでは、代表的な知育玩具をいくつかご紹介していきます。
フードボール
フードボールは、ボールの形になっているおもちゃの中に餌を入れて、転がすことで中の餌を取り出せるおもちゃです。
はじめて与える際は、なぜ餌が出てこないのかと不思議そうにするはずです。
しかし、餌を欲しいために試行錯誤するうちに「このボールを転せば、食べ物が出てくる」という仕組みを犬が学習できます。
また、中に入れたおやつや餌は少量ずつしか出ない設計になっているため、早食い防止にも繋がります。
コング
コングはフードボールと似ていますが、ボールよりも複雑な形をしており中身を取り出しにくいため、中級者向けの知育玩具になっています。
コングの中には、ドライ系のフードだけでなく、ペースト状のおやつを入れることもできます。
また、とても丈夫なゴムでつくられているので、強い力で噛んでも安心です。
遊べるだけでなく、ストレス解消にもなる一石二鳥の知育玩具といえるでしょう。
ノーズワーク
ノーズワークとは、犬が鼻を使っておもちゃを動かし、おやつを取り出すというおもちゃです。
また、ノーズワークには様々な形状の商品があります。
例えば、複数の穴があいたマットにおやつを仕込み、上から人形を埋めて蓋をすることで、犬が人形を引っ張り出すとおやつが出てくるタイプや、スライドパズル形状になっているマットの中におやつを仕込み、犬が蓋やピースを動かしておやつを取り出すタイプのものが多く見られます。
おやつを取り出すために知恵を絞る必要があるので、上級者向けの知育玩具といえるでしょう。
おすすめの知育玩具・遊び方
犬向けの知育玩具には、上記のように様々な種類の商品が存在します。
ここからは、おすすめしたい知育玩具を難易度別にご紹介いたします。
「種類が多すぎて何を買えばいいのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
初級編
・ドギーマン 考えて遊ぶ!学びのたまご
フードボールタイプの知育玩具です。
ペットフード最大手のドギーマンが開発したこの商品は、中におやつや餌を入れて遊びますが、丸洗いできるという飼い主にうれしい特徴があります。
ペットが舐めたり噛んだりしてもすぐに洗えることから、清潔を保ちながら遊ばせてあげることが嬉しいポイントです。
・replus たまごはん
木製の知育玩具です。
卵型のおもちゃの中におやつを入れて、転がして取り出しながら遊びます。
防腐剤・防カビ剤・防虫剤不使用のおもちゃなので、子犬にも安心して使えます。
しかし、木製のため、噛む力が強い犬の場合は耐久性に注意が必要です。
そのため、噛むことが大好きな子や噛む力が強い子に与える際は、事前に検討しましょう。
中級編
・ドギーマン みえる! IQステップボール
フードボールタイプのおもちゃですが、半分が透明、半分不透明になっており、一見おやつがどこに入っているのか見えないようになっています。
さらに、うまく転がしてボールの真ん中にある穴からおやつを取り出す必要があるため、通常タイプのフードボールよりは、やや難易度が高いといえるでしょう。
・コング コング
フードボールと同じような遊び方を目的としたおもちゃですが、形状が球体ではないタイプになっています。
形状が特殊なことから、地面に落とすと不規則な跳ね方をします。
そのため、あちこち跳ね回るようにコングを投げてあげると、ペットが楽しんでくれるでしょう。
また、おやつを取り出すだけではなく、跳ねるコングを捕まえて遊ぶこともできる点がこのおもちゃのメリットです。
ベビー用から大型犬用までサイズが豊富にあるので、体格に合わせたサイズを選びましょう。
上級編
・ニーナ・オットソン トリーツ・ゲーム
ノーズワークタイプの知育玩具であり、スライドする蓋パーツを開けることで、中に入っているおやつを取り出すことができます。
また、中に入れるおやつの量や取り外し可能な蓋の数を調節することで、難易度を調節することができます。
ただし、初めから難しくしすぎてしまうと犬が興味を持たなくなってしまうので、簡単なところから始めるとよいでしょう。
・ tongde 訓練毛布
花びら状になっている布の間におやつを仕込むことで、隠れているおやつを犬が取り出して遊ぶつくりになっています。
視覚で探すことができないので、嗅覚のみでおやつを探すことになります。
そのため、嗅覚を鍛えることができるので、訓練に使われることもあるおもちゃです。
また、布製で丸洗いすることができるので衛生的という点も、うれしい特徴です。
知育玩具を使う際の注意点
犬が長く楽しんでくれる知育玩具ですが、使う際にはいくつか注意点があります。
ペットのためを思って玩具を与えても、使用方法が間違っていれば逆効果になる可能性もあります。
知育玩具を購入する前に、下記のような点をチェックしておきましょう。
サイズに気を付けよう
知育玩具を与える際は、犬の体格に合ったおもちゃを選びましょう。
同じ知育玩具でも、様々なサイズが販売されているため、事前に確認することが大切です。
子犬と大型犬が遊ぶおもちゃのサイズは異なるので、体格に対してサイズが合っていないおもちゃは、犬にとってストレスにつながってしまいます。
特に、インターネットで購入する際は注意が必要です。
インターネットでは現物を見て買うことができないので、サイズ表を慎重にチェックしてから購入しましょう。
怪我に気を付けよう
知育玩具に使われる素材は、木製・ゴム製・プラスチック製など様々です。
基本的に壊れにくいものが多いですが、強く噛みすぎたり、強くぶつけたりすると破損する恐れがあります。
特に、木製のおもちゃは噛む力が強い犬が繰り返し噛むと、どんどん削れてしまいます。
そのため、噛むことが大好きな犬に与える場合は、木のくずで口元・手足を怪我することがないように注意しましょう。
ちなみに、ゴム製は噛む力に対して耐久性があるので、木製が合わなかった場合はゴム製のおもちゃを試してみることをおすすめします。
もし、プラスチック製のおもちゃが破損すると危険であるため、強くぶつけたり、投げたりしないようにしましょう。
欠けている部分はないかなど、おもちゃの状態を日頃からチェックすることが大切です。
まとめ
今回は、犬向けの知育玩具についてお伝えいたしました。
知育玩具は犬を賢くさせるだけでなく、飼い主と犬がコミュニケーションを取る手段としても、最適なおもちゃです。
実際に与えてもあまり反応が見られない場合は、声をかけながら少しずつ教えてあげると良いかもしれません。
知育玩具が気になっている方は、ぜひ犬との生活に取り入れてみてください。
本サイトでは、ペットに関する様々なご質問を無料で受け付けております。
ペットに関するお悩みがある際は、無料相談フォームからお気軽にご相談ください。