猫の元気がなくて心配。不調の原因3つと病院へ行くべき症状

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猫を飼っている人にとって、可愛らしく気ままなその存在は、ペットまたは家族の一員として生活に欠かせない存在と言えるでしょう。

 

そんな猫との暮らしは楽しいものですが、大切だからこその心配事も尽きません。

特に健康・体調面で心配になることは多く、なんとなく元気がないような状態が見られると、不安になってしまうこともあるでしょう。

 

そこで今回は、猫がなんとなく元気がないように見える状態の時に、どう向き合い対処すれば良いかについて、ご紹介します。

 

猫の元気がない時に考えられる3つの原因

 

猫と暮らしていると、良好なコミュニケーションをとれていると感じることは多々ありますが、猫は言葉を話すことができません。

 

そのため、なんとなく調子が悪いように見えても、本当に体調が悪いのか、どこがどのように痛いのかというような体調の詳細は、知ることができないのです。

 

ここからは「はっきりとした理由はわからないが動物病院に連れていくほどではない」という場合に考えられる不調の原因について、チェックしていきます。

 

1.ストレスによる不調

猫はストレスに弱い生き物です。

環境の変化など、さまざまな要因によってストレスを溜め込んでしまい、それが体調に表れてしまうことがあります。

 

また、ストレスへの耐性は個体差も大きく、

 

  • デリケートな猫であれば家具の位置が変わった

  • 季節が変わってお気に入りの布団がしまわれた

などが原因でストレスを溜めてしまうこともあります。

ストレスはさまざまな体調不良となって身体に表れますが、最も多いのは胃腸の不良として現れるケースです。

 

例えば食欲がなくなったり、消化が悪くなってお腹を壊したり、食事を吐いてしまったりということもあるでしょう。

 

他にも、トイレ以外の場所で粗相をしてしまうこともあるため、普段と様子が違う場合は注意してあげましょう。

 

2.気温の変化による不調

猫の体調不良においては、気温の変化も原因として考えられます。

猫は先祖が砂漠地帯で暮らしていたため、基本的に寒さに弱い生き物であり、特に秋冬にかけては寒さを原因とした体調不良が起きることがあるのです。

 

屋内で飼われている猫は強い寒気に晒される機会が少ないですが、少なからず寒さの影響は受けてしまいます。

寒さによって血圧が低下してしまい、胃腸をはじめとした内臓の機能が低下してしまうことで、食欲の低下や長い時間寝ているという状態が見られるかもしれません。

 

また、胃腸が弱った猫は水をあまり飲まなくなることもあるため、猫にとって致命的な腎臓機能の低下を招きかねません。

もし丸まっていたり暖かい場所にばかり留まっている様子があるなら、部屋の温度管理に気を付けて、水を飲んでいるかどうかをチェックしましょう。

 

3.高年齢化による不調

もう1つ原因の分からない不調として、年齢が上がったことが挙げられます。

高年齢化と聞くと、おじいちゃん猫・おばあちゃん猫といった年の老化ばかりをイメージしてしまいがちですが、若い猫でも年齢が進むにつれて行動に変化が見られます。

 

例えば、成猫になれば子猫のように活発な動きを行わない猫もいるため、日常的な仕草に落ち着きが出てくる猫が多いでしょう。

 

また、猫の性格によっては年齢と共に急に落ち着いた行動をとることもあるので、元気がない・体調不良と捉えられてしまうことがあります。

もちろん老猫の場合も同様です。「あまり動かない、食事量が減った」という変化は年齢が関係しているかもしれません。

 

元気がなくても様子見で良い場合

 

ここまでは、体調不良の原因をいくつかご紹介しましたが、様子見でも問題がない場合とはどのような状態なのでしょうか?

 

仮に体調不良を安易に判断をしてしまった結果、取り返しのつかないことになってしまったというケースに発展する可能性もあります。

そこで、ここからは様子見でも問題がない場合について、ご紹介します。

 

食欲がある

猫の体調不良において、まず着目したいのは食欲です。

あまり元気がないように見える場合でも、普段通りに食事を摂れていれば一旦様子を観察しましょう。

また、水を飲んでいるかどうかも併せてチェックしてあげれば、体調管理の大きな目安になります。

 

排便が普段通り

食事や水と並行して着目しておきたいことは、日々の排便に問題がないかという点です。

例えば、排便をいつもと変わらずに行えていれば、内臓の疾患などについてもある程度心配を減らすことができるでしょう。

 

併せて尿の色についても、こまめにチェックすることが大切です。

少しでも異変がある場合は、動物病院へ行くことをおすすめします。

 

元気がない時に病院へ行った方が良い場合

 

猫が体調を崩してしまった時は、動物病院に行く必要があります。

しかし、動物病院に行くと時間とお金が必要なり、猫にとってカバンに入れられて病院に連れて行かれるという行為は大きなストレスになってしまいます。

 

そのため、可能な限り通院の頻度を減らしたいと考える方も多いですが、実際に受診すべき状態なのかどうかという判断は難しいものです。

ここからは、そんな疑問にお答えすべく、病院に連れて行ったほうが良い症状をご紹介します。

 

物陰から出てこない

猫は体調を崩すと、身を守るために身を隠すという習性を持っています。

この習性は野生の生き物だった頃から脈々と受け継がれている本能であり、体調が優れない中で敵から襲撃されるリスクを減らそうとするための行動です。

 

そのため、ソファーの下や家具の影などの狭い場所に隠れてしまって出てこない場合は、大きく体調を崩してしまっている可能性があります。念のため、動物病院に連れていきましょう。

 

食欲不振

食事をあまり摂れていない状態は、病気の有無に関わらず体に良くありません。

例えば、ほとんど餌に手を付けないような状態は既に体調を崩してしまっているか、近いうちに体調を崩してしまう予兆であることが考えられます。

このような場合は早めに動物病院へ行き、獣医さんの指示を仰ぎましょう。

 

尿の色がおかしい

猫は生まれつき腎臓に疾患を抱えやすい生き物であり、尿の色は腎臓へのダメージを反映しています。

そのため、尿の色がおかしい場合は腎臓やそれ以外の臓器に何かしらの病気を抱えてしまっている可能性があります。

 

尿は猫の健康管理において大きなバロメーターになるため、常日頃からチェックするように心がけましょう。

 

迷ったら専門医に相談しよう!

今回は、元気がない猫の体調不良について、さまざまな情報を紹介しました。

大切な家族の一員である猫の健康を守るためには、飼い主が健康管理について常に気を配ってあげることが重要です。

 

「DEAR PET」では、ペットに関する無料相談を承っております。

猫の健康管理をはじめとしたさまざまなご質問に、獣医や動物看護師、ペットトレーナーがお答えします。

 

1人で悩んでいる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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