日本のみならず世界で公開されている映画には動物が登場する作品が多くあり、私たちを楽しませてくれています。
そこで今回は、動物を題材にした映画を犬と猫それぞれに分けてご紹介いたします。
犬や猫などのペットを飼われている方は、ぜひ映画選びの参考にしていただければ幸いです。
目次
動物を題材にした映画はたくさんある
世界では動物を題材にした映画が数多く制作されており、数々の動物が登場しています。
例えば、可愛い豚が活躍する『ベイブ』やねずみが登場する『スチュアート・リトル』などは、とても有名です。
動物が登場する映画には、楽しめて感動できる作品が多くあるため、動物たちの魅力を感じることができるでしょう。
また、ペットとして飼われていることが多い犬や猫も、スクリーンの中で大活躍しています。
ここからは、そんな犬や猫が登場する映画にフォーカスをあててご紹介いたします。
犬が主役の動物映画7選!
まずは、犬が主役になっている動物映画を7作品ご紹介いたします。
世界の映画では、さまざまな種類の犬が活躍しています。
どのような映画があるのか、早速見ていきましょう。
名犬ラッシー
2005年に制作された『名犬ラッシー』は、コリー犬が大活躍する映画です。
1940年出版のベストセラー小説が、原作となっています。
家庭の事情から他の家庭に売られてしまったコリー犬が、800キロという道のりの家路を歩き続ける感動作です。
主人公が向かう道中には、幾多の困難が待ち受けています。
この映画の見どころは、ラッシーが無事に恋しい飼い主のところへ戻ることができるのかという点です。
なお、この作品は日本のテレビ番組『世界名作劇場』においてアニメ化されています。
犬ヶ島
『犬ヶ島』は、2018年に全国公開されたアニメーション映画です。
ベルリン国際映画祭において、銀熊賞(監督賞)を受賞しています。
日本を舞台に犬インフルエンザが大流行し、少年アタリの愛犬スポッツが犬ヶ島に隔離されてしまいます。
そこで、少年アタリはスポッツを探すために他の犬たちと壮大な旅へ出発するという物語です。
この映画は、人形などを動かしながら1コマずつ撮影することで、多数の画像をつなぎ合わせるストップモーション・アニメーションによって描かれています。
ストップモーション・アニメーションより、人形などが本当に動いているように見える点は、見どころといえるでしょう。
僕のワンダフル・ジャーニー
2019年に公開されたこの映画は、2017年に公開された映画『僕のワンダフル・ライフ』の続編です。
犬のベイリーは、前作で自身の命を救ってくれたイーサンに巡り会うために、さまざまな犬種に何度も生まれかわりました。
愛犬と飼い主の愛の物語のその後が描かれているのが、『僕のワンダフル・ライフ』です。
幸せな人生を送っていた犬のベイリーですが、新たに発生した問題を解決し、家族の絆をつなぐことができるのかどうかという点が見どころです。
前作である『僕のワンダフル・ライフ』も合わせて視聴すると、より一層楽しめるでしょう。
南極物語
1983年に公開され一大ムーブメントとなった『南極物語』は、実話を基にした映画です。
この映画では、1958年2月に日本の南極観測探検隊によりアクシデントで南極に置き去りにされた、樺太犬たちの生きる姿が描かれています。
高倉健や渡瀬恒彦といった人気俳優が出演しています。
また、実際に生き残ったタロの剥製が北海道大学植物園に、ジロの剥製が国立科学博物館に展示されているので、訪れてみてはいかがでしょうか。
クイール
クイールは崔洋一監督が手掛けた映画であり、実在した盲導犬の物語です。
2004年に公開され、俳優の椎名桔平や小林薫などが出演しています。
生後間もないラブラドール・レトリバーのクイールが、盲導犬として成長する一生を追った映画で、パピーウォーカーや訓練士との関係性が描かれている点がポイントです。
クイールは、盲導犬がどのような過程を経て盲導犬として活躍するのかを知ることができる作品といえるでしょう。
HACHI 約束の犬
2009年に公開された映画で、ハリウッド俳優のリチャード・ギアが出演しています。
渋谷駅前の「ハチ公」をモデルにした日本映画『ハチ公物語』のリメイク版です。
物語は、リチャード・ギア演じるパーカー・ウィルソン教授が、ある寒い冬の夜に秋田犬の子犬を拾ったことから始まります。
映画の中では犬目線の映像がモノクロになっている点が特徴的です。
狩人と犬、最後の旅
『狩人と犬、最後の旅』は、2004年にフランスやカナダ、ドイツ、スイス、イタリアが共同で制作したドキュメンタリー映画です。
ロッキー山脈において、50年間罠猟を続けてきたノーマン・ウィンターに迫る物語となっています。
ノーマン・ウィンター本人が出演しているほか、犬ぞりを引くハスキー犬たちとの暮らしが描かれています。
猫が主役の動物映画6選!
ここまでは、犬が主役の映画をご紹介いたしましたが、猫が活躍する映画も数多く存在しています。
続いては、猫が主役になっている映画を6作品ご紹介いたします。
ねことじいちゃん
『ねことじいちゃん』は、ねこまきの同名コミックが原作になっている映画です。
動物写真家である岩合光昭が初めて監督を務め、2019年に公開されました。
この映画は、小さな島で暮らす大吉と飼い猫であるタマの生活を描いた作品です。
タマを演じるのは、アメリカンショートヘアの「ベーコン」です。
また、主人公の大吉には落語家・立川志の輔が、ヒロインには俳優・柴咲コウが抜擢されています。
岩合光昭ならではの美しい映像美を堪能できる作品です。
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は、2017年に公開された映画です。
どん底のストリートミュージシャン・ジェームズが、野良猫のボブと出会う友情物語になっています。
原作はイギリス在住のジェームズ・ボーエンの小説であり、実話を基にした感動の物語はイギリスで150万部を超えるベストセラーになったほどの人気作品でもあります。
世界30か国で出版されており、続編と合わせて1,000万部を売り上げています。
見どころは、ジェームズがボブと出会うことによってどのように変化していくのかという点です。
猫が教えてくれたこと
映画『猫が教えてくれたこと』は、2017年に公開されました。
トルコの首都・イスタンブールが舞台となっており、現地の猫たちの生活や人との関係性などに迫ったドキュメンタリー映画です。
主役は、個性あふれる7匹の野良猫たちです。
地上10センチの位置から猫目線で撮影されているため、臨場感を味わえます。
また、本作は2018年に吉祥寺の『ココロヲ・動かす・映画館〇』にて再上映されました。
世界から猫が消えたなら
2016年から公開された映画『世界から猫が消えたなら』は、川村元気の初小説『世界から猫が消えたなら』が原作になっています。
余命宣告を受けた主人公が、「悪魔」とある取引を交わすことからストーリーは始まります。
監督は永井聡、脚本は岡田惠和、音楽は小林武史が担当しており、日本を代表するようなクリエイターたちが集結しています。
俳優の佐藤健主演で実写映画化されたこの作品は、国内各地だけでなく、アルゼンチンのブエノスアイレスでも撮影が行われました。
旅猫リポート
2018年公開の『旅猫リポート』は、人気作家である有川浩のベストセラー小説『旅猫リポート』の実写映画です。
俳優の福士蒼汰が演じる主人公・悟が、事情により飼えなくなってしまった愛猫と共に、新たな飼い主を探し国内を旅する物語です。
悟の相棒となる猫のナナの声は、女優の高畑充希が担当しています。
有川浩が同作を「一生に一本しか書けない物語」と語るほど思い入れの強い作品であり、映画化にあたっては脚本の開発にも携わりました。
ネコを探して
映画『ネコを探して』は、2009年にフランスで制作された映画です。
フランスに住むドキュメンタリー作家の、ミリアム・トネロットが監督を務めています。
本作は主人公が飼いネコを探すうちに、世界の色々なネコたちと出会うストーリーとなっています。
ネコと人間の関係に焦点が当てられたこの映画は、ドキュメンタリー映画でありながら、アニメーションと実写の両方で描き出されている点が魅力的です。
まとめ
今回は、犬や猫を題材にした映画について、ご紹介させていただきました。
犬や猫は、多くの映画のテーマになっています。
実話を基にした感動のストーリーのほか、動物の暮らしに迫ったドキュメンタリーなど、多種多様な作品が存在しています。
犬や猫に癒されたいときは、ぜひ今回ご紹介した映画を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
また、本サイトではペットに関する無料相談を承っております。
ペットに関するお悩みごとがある際は、お気軽にご相談ください。