皆様は愛犬に服を着せたことがありますか?
昔と比べて、近年は犬に服を着せることがスタンダードなものとなりました。
そして犬用の服の種類はどんどん増えており、普段着として使えるものから、季節ごとのイベントで使えるもの、コスプレ用のものまで様々あります。
そんな犬用の服ですが、オリジナルの服を作りたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、愛犬のための服を自分で作るにはどうすればよいのかをご紹介します。
目次
犬の服作りには何が必要?
犬の服を作るのには何が必要なのでしょうか?
基本的には人の服を作るときとあまり変わりませんが、使う生地などはポイントがあるのでしっかり押さえておきましょう。
犬の服作りに必要な道具を1つずつ見ていきましょう。
ミシン
裁縫をする時の必須アイテムであるミシンは、愛犬の服作りにも必要です。
手縫いでの作成も可能ですが、犬はよく動く回るため、頑丈に作る方が安心です。
すぐにほつれてしまわないようにするためにも、細かな部分までミシンでしっかり縫っていきましょう。
細かい作業が多くなるため、ミシンを使い慣れていない方は練習してから作り始めることをおすすめします。
型紙
型紙も必須アイテムです。
犬用の服の型紙が掲載されている本だけでなく、インターネット上にも様々な型紙があるため、自分のお気に入りの型紙を探しましょう。
また、既存のもの以外にも自分でオリジナルの型紙を作ることもできます。
様々な型紙からアイデアを得て、世界に1つだけの服を作りましょう。
自分で作る際には、採寸をしっかりと行い、寸法を間違えないようにすることが大切です。
生地
道具を準備したら生地を準備します。
着脱しやすく、また、動きやすいようにニット地のような伸縮性のあるものがおすすめです。
そのため、着古したTシャツなどを活用するのも良いでしょう。
首回り、袖などに取り付けるリブニットも必ず用意します。
また、レースやボタンなどを準備することで、飾り付けの際に役立ちます。
裁ちバサミ
生地に型紙の印をつけたら生地を切っていきますが、この時に使うのが裁ちバサミです。
普通のはさみでは切りにくいため、布専用のはさみである裁ちバサミを使います。
犬用の服は細かなパーツもあるので、注意しながら切っていきましょう。
実際に作ってみよう!
道具を用意したら、早速作っていきましょう。
ここでは、服の作り方についてご紹介していきます。
あくまで作成方法の1つであるため、必ずしもこの通りに作らなければならない、ということはありません。
この方法を参考に、あなたなりの作り方を見つけてください。
採寸
愛犬のサイズを測りましょう。
採寸が必要な箇所は、首回り、胴回り、着丈の3点です。
また、ポメラニアンやトイプードルといった毛がふわふわしている犬は、見た目よりも実際のサイズを小さめにする場合がほとんどです。
毛並みに沿って緩めにサイズを測ると服が大きくなりすぎてしまうので、緩くなりすぎないように気をつけましょう。
型紙選び
採寸が終わったら型紙を選んでいきます。
本やインターネットなどで探し、気に入ったものを選んでください。
しかし、型紙は標準サイズで作られていることが多いため、愛犬のサイズに合うようにサイズ調整をする必要があります。
採寸した数値を参考に調整を行いましょう。
裁断と裁縫
型紙パーツと生地を合わせて、印をつけ、その跡を裁ちバサミで裁断します。
裁断が終わったら生地をミシンで縫い合わせます。
細かいパーツが多いので、怪我のないよう細心の注意を払いましょう。
リブニットをつける
袖、首回り、裾にリブニットを取り付けていきます。
リブニットを施すことで着心地がよくなるため、可能な限りつけておきましょう。
また、レースなどの飾りをつけたい場合も、この時につけていきます。
飾りは犬の体を傷つけないものを選ぶことが大切です。
以上で犬の服の完成です。
バリエーション豊かな犬の服
犬の服には様々な種類があります。
どんなものがあるのか、一部ご紹介していきたいと思います。
服づくりの参考にしてみてください。
タンクトップ
犬用の服として一般的であるタンクトップは、性別に関係なく着ることができる使いやすい服です。
袖がないことから着脱がしやすく、服が苦手な子にも向いています。
夏に着ることが多く、涼やかな生地で作られていることが多いです。
つなぎ
手足から全身をすっぽりと覆うつなぎタイプも人気があります。
布地が多めなことからデザイン性を持たせやすく、おしゃれを楽しみたい飼い主さんにはうってつけです。
また、抜け毛防止にも役立つため、公共の場に行くときのエチケットとして着用させる場合もあります。
スカート
スカートは、女の子の飼い主さんに人気の服です。
レースをたくさんつけたスカートを腰回りにまきつけるように履くと、とてもかわいい姿を見ることができます。
手作りの際には排泄の時に汚さないように、デザインに気を付ける必要があります。
防寒着
コートやジャケット、ベストといった防寒着は、寒い地域にお住まいの飼い主さんが着用させることが多いアイテムです。
特に体毛が少ないタイプの犬は体温が下がりやすいため、極寒の地でのお散歩には必須アイテムだといえるでしょう。
しかし、暑い地域での防寒着着用は、犬にとって負担になってしまう可能性があります。
犬にとっての着心地の良さもよく考え、服を着せる際には不快さを感じていないかなど様子をよく見るようにしましょう。
まとめ:愛犬を可愛く着飾ろう!
今回は、愛犬の服をハンドメイドで作成する方法についてご紹介いたしました。
近年では、犬の服が多く販売されており、デザインも豊富にあります。
しかし、そのような既製品ではなく、愛犬のことを考えながら自分で手作りすることで、お気に入りのデザインや犬にとっての着心地の良いものを作ることが可能だといえるでしょう。
また、クリスマスやハロウィンなど、イベントごとに服を作ってみるのも愛犬と服を楽しむために良いかもしれません。
ぜひこの記事を参考にして、オリジナルの服で愛犬をかわいく着飾ってみましょう。