冬はぐっと気温が下がるため体調を崩しやすい時期ですが、体に気をつけてペットと共に新年を迎えたいですよね。
また、そろそろお正月の準備を始める方も多いこの時期ですが、お節料理のご用意はされましたか?
お正月に欠かすことのできないお節料理ですが、実は犬にも専用のお節料理があることをご存知でしょうか?
日々進化を遂げているペット用品業界ですが、近年ではペット用のお節料理まで登場しているのです。
既にお節料理を用意されている方もまだの方も、ぜひ来年のお正月は愛犬と一緒にお節料理に舌鼓を打ちませんか?
今回は、そんな犬用お節料理にフォーカスをあてて、さまざまな情報をご紹介いたします!
来年のお正月に向けて、ぜひ参考にしてみてください。
目次
人間のお節料理をあげてはいけない理由
犬には人間用の食べ物をあげてはいけません。
また、それには様々な理由があります。
ここでは、犬に人間用の食べ物やお節料理をあげてはいけない理由をご紹介いたします。
愛犬の適切な健康管理のために、ぜひ役立ててください!
塩分が強い
人間用の食べ物には、多くの塩分が含まれています。
塩味は料理の味付けには欠かせない調味料であり、人間にとっては栄養素としても必要なものです。
では、犬にとってはどうでしょうか?
「犬は汗をかかないので塩分が必要ない」と考える方もいらっしゃいますが、犬は汗ではなく尿で塩分を排出しているため、犬の体にもある程度の塩分は必要です。
そのため、ほとんどのドッグフードには犬に必要な量の塩分が含まれています。
しかし、人間が摂取している量と同じ塩分量は必要ありません。
人間が食べる食品に含まれている塩分量では塩分過多になってしまうので、人間用の食べ物やお節料理は与えないようにしましょう。
犬に塩分を与えすぎると、過剰なナトリウム摂取により泌尿器系の病気を引き起こしてしまう可能性があります。
ペットは味の濃い人間用のお節料理を欲しがるかもしれませんが、適切な健康管理を守るためには与えることを避けましょう。
添加物が多い
人間用の食べ物には、添加物が含まれていることが多々あります。
保存するためや変色を防止するためなど、添加物が使用されている理由は様々ですが、人間にとっては害のないものでも犬にとっては塩分同様に健康を脅かす可能性が高いといえるでしょう。
そのため、犬には無添加食品を与えるようにしましょう。
食べられないものが含まれている
塩分や添加物以外にも、犬には食べられないものがたくさんあります。
例えば、玉ねぎやネギ、ニンニクやぶどう、チョコレートなどは食べることができません。
このような、犬にとって害のある食品を食べると、急に体調を崩したり最悪の場合死に至ってしまうこともあるのです。
しかし、人間用のお節料理に犬が食べることのできない食品が入っているかどうかを一目で見分けるのは困難です。
最悪の事態を招かないためにも、犬に人間用のお節料理を与えないようにしましょう。
犬用お節料理がおすすめ
犬に人間用のお節料理を与えてはいけないことをご紹介いたしました。
では、愛犬と一緒にお正月のお節料理を楽しむには、どうすればよいのでしょうか?
ここからは、犬用のお節料理について、具体的にご紹介していきます。
犬用のお節料理とは
最近は犬用のお節料理が販売されているため、犬と一緒にお節料理を楽しむことができます。
また、食材・味付けは全て犬のことを考えてつくられているので、安心して与えることができます。
ペットショップやインターネットで購入することができますが、飼い主さんが自分で作ることも可能です。
自分で作る場合は、メイン料理を購入して、他に付け足しとして手作りお節料理を作ることもおすすめです!
どこで買えるの?
犬用のお節料理は、先述の通りペットショップやインターネットで購入可能です。
手軽に入手できますが、季節商品であるため、注文時期や受け取り時期が限られていることがほとんどです。
そのため、購入を検討している際は、早めの注文をおすすめします。
また、受け取り時は冷凍状態の場合が多いため、冷蔵庫で自然解凍してから与えてください。
解凍後に人肌温度まで温めてあげると、より美味しく食べてくれるでしょう。
犬用のお節料理は作れる?
犬用のお節料理は、飼い主さんが自分で作ることもできます!
既製品と比べると、愛犬の好物だけを入れてあげることができたり、冷凍せずに食べられたりとメリットが多い手作りお節ですが、いくつかの注意事項があります。
ここからは、手作りお節料理について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
食材に注意
先ほどご紹介させていただいたように、犬には食べてはいけないものがあります。
玉ねぎやニンニクを食べてはいけないことは有名ですが、ぶどうやさくらんぼ、アボカドやトマト、イカ、エビ、カニ、ナッツなども与えてはいけません。
そのため、手づくりでお節料理を作る際は、絶対に犬が食べられないものを使用しないようにしましょう。
また、犬といえばお肉を食べるイメージが強いかもしれませんが、生肉には様々な細菌がいるため、体調を崩してしまう恐れがあります。
仮にお肉を与える際は、必ず火を通してから与えるようにしましょう。
おすすめ料理 その1:ビーフジャーキー
犬の食事の定番であるビーフジャーキーを、ぜひお節の1品にいかがでしょうか?
ビーフジャーキーを作る場合は、牛肉の赤身ブロックを用意します。
5ミリ程度の薄切りにした牛肉を肉たたきで叩き、更に薄くしていきます。
その後、オーブントースターで約7分焼き、裏返して約3分焼いたら完成です。
おすすめ料理 その2:白身魚の野菜巻き
健康的なお魚をお節の1品にいかがでしょうか?
白身魚の野菜巻きを作る場合は、タラとブロッコリー、人参を用意します。
まず、皮をむいたタラを開き、その上に茹でた人参とブロッコリーの芯を置きましょう。
野菜を置いたタラを巻いてラップでくるみ、端を輪ゴムでとめて、弱火で約5~6分茹でます。
その後、食べやすい大きさにカットしたら完成です。
まとめ:犬と一緒にお正月をのんびり過ごそう
今回は、犬用のお節料理について、さまざまな情報をご紹介させていただきました。
愛犬に豪華な人間用お節料理を与えたいと思うかもしれませんが、犬に人間の食べ物を与えることは避けましょう。
年末年始に大変な思いをしないためにも、愛犬には犬用のお節料理を用意してあげましょう。
心のこもった手作りのお節料理も良いかもしれません!
ぜひ素敵なお節料理と共に、ペットと良いお年をお迎えください!