ペットを飼っている人の服やお部屋は、独特のペット臭がする事があります。ペットと毎日暮らしていると気付かないうちにニオっている可能性があり、誰かがお家に来る際はちょっと心配になります。これは、猫ちゃんを飼っている人も例外ではありません。
ちゃんとペットの独特の臭いの原因や対策を知っておけば、もう気になる事はありません。今回は、猫ちゃんの臭いの原因や対策をご紹介します。
目次
ペット臭はまずトイレをきれいにしておこう
まず、ペット臭が1番強い「トイレ」から綺麗にしておきましょう。
トイレが臭いの原因は、もちろん「おしっこ」や「うんち」です。特に去勢していないオスの猫ちゃんのおしっこは、臭いの原因であるアミノ酸の一種である「フェリニン」やタンパク質の「コーキシン」という成分が多く含まれるため臭いが強くなります。
一方、猫ちゃんが腎臓に疾患がある場合は、尿の頻度が多くなり薄くなるため臭いも薄くなるというように、「おしっこ」は健康のバロメーターにもなっています。臭いに敏感になると猫ちゃんの健康にもいち早く気付けるので、常に綺麗にしておく必要がります。
猫のトイレで注意する事
多頭飼いの場合は、猫ちゃんの数「プラス1」のトイレの数が必要です。
トイレの臭いを改善するために注意する事は、以下のものがあります。
・1ヶ月に1回猫砂を替えてトイレを掃除する
・トイレからはみ出てしまう場合は、ペットシーツを敷いておく
・毎回のトイレのゴミは小袋に入れて口を閉める
・消臭シートやペットシーツをこまめに替える
・トイレ自体に傷がついたり臭いが染み込んでいる場合は、トイレを買い換える
夏は特に臭いがキツイ
夏になるとトイレの臭いがキツくなる事があります。それは高温多湿が原因で、臭いの分子が増えて、雑菌が繁殖しやすくなるからです。
鼻がいつも湿っていて鼻が利く犬と同じように、湿度のせいで人間の鼻も敏感になるという理由もあります。
対処法は、お部屋の換気をこまめにしましょう。換気は夏に関わらず一年中、毎日こまめに行うのが最適です。
外出する事が多く窓を開けられない事が多いなら、空気清浄機を設置するのを検討するのも良いでしょう。
ペット臭は食べ残しからもする
ペットの食べ残しも臭いの原因になります。食器を洗わず長時間シンクに放ったらかしにしてると、シンクから部屋中に臭いが充満してしまいます。また、ウエットフードは傷み易いので放置は厳禁です。猫ちゃんが食べた後はなるべく早く片付けて、食器を洗い清潔に保ちましょう。
ブラッシングやシャンプーも◎
毛繕いをする猫ちゃんは、臭いが少ないと言われています。猫ちゃんは元々外で狩りをする生き物なので、臭いで気付かれてしまわないようにする為だそうです。
猫ちゃんが自分で毛繕いしないなら、ブラッシングやシャンプーをしてると臭いを軽減できます。洗うなら、酵素入りシャンプーがオススメです。
お風呂が嫌いな猫ちゃんなら、ウエットシートなどで拭くだけで違います。
特に、お尻周りの汚れはこまめに拭いてあげましょう。
壁や柱や布製品のシミをチェック
お部屋にあらゆるところでシミを発見したら、それは去勢していない猫ちゃんの「スプレー」といわれるマーキング行為です。性ホルモンの影響や猫ちゃんが不安を感じたときにも同じような行為をする場合があります。
もしアナタが他で付けてきた猫ちゃんの臭いをお家に持ち帰ったり、他の猫ちゃんがお家に入ったりしたら去勢をしていても同じようなことをする事が考えられます。
消臭スプレーってどうなの?
面倒な時は「消臭スプレー」を使えばとても便利に消臭できますが、猫ちゃんやペットを飼う人は、使用には気を付けなければなりません。
猫ちゃんを気遣うならペット専用消臭スプレーを使い、猫ちゃんに優しいものを使いましょう。また、お酢(50ml)とお水(200ml)を混ぜて消臭スプレーを自分で作ることも可能です。
洗濯出来ないもの対処法
壁や柱など洗濯ができないシミは、お酢と水で作った消臭スプレーをしっかり吹き掛け、次に消毒スプレーを吹き掛けて消毒します。最後にドライヤーで乾かすと臭いが消えます。
まとめ
ペットの気になる臭いの多くは、トイレの臭いが主な原因です。猫ちゃんのトイレをこまめに掃除するだけで臭いは気にならなくなるでしょう。ペットフードの臭いも原因になる可能性があり、なるべく早く片付けをするのが最適です。
臭いが強くなった場合は、換気やトイレ掃除以外にお部屋をマーキングしていないかチェックしてみましょう。
外出する事が多く、こまめな掃除や片付けができない場合は、ペットシッターの利用も大変オススメです。外出中の猫ちゃんのお世話をしてくれるだけでなく猫ちゃんの様子を把握することもでき、万が一の事があっても責任を持って対応してくれます。