ワンちゃんにとって、毎日の散歩は欠かせないものです。散歩がすきなワンちゃんは、飼い主さんが出かける準備をするとリードを持ってくる子もいるそう。飼い主さんも、ワンちゃんとの散歩は楽しいものでしょう。
ワンちゃんの健康や体力づくり、ストレス発散などに効果があるといわれる散歩。ワンちゃんの一日に必要な散歩の回数や時間は、どれくらいなのでしょうか。
ワンちゃんの大きさによって、最適とされる散歩の回数は変わってきます。小型犬、中型犬、大型犬の3種類に分けて、一日に適した散歩回数と距離、その理由を解説します。
目次
小型犬に適した散歩回数と距離は?その理由も解説
小型犬のワンちゃんは、散歩がいらないといわれることもあります。しかし、小型犬のワンちゃんにも適度な運動をさせたいもの。散歩中にほかのワンちゃんや飼い主さんとかかわることで、社会性を育てるメリットもあります。
小型犬のワンちゃんにおすすめの散歩回数と距離、その理由を解説します。
小型犬に分類される犬種
チワワ、ミニチュアダックスフンド、パピヨンなど
小型犬に必要な散歩回数と距離
小型犬のワンちゃんは1日に1回から2回、散歩に連れて行ってあげましょう。散歩は食事前の時間がおすすめです。食後に連れていく場合は、食休みとして1時間ほど時間を開けてから、散歩に出かけるようにしましょう。
また、1回の散歩の距離は、1kmから2kmほど、時間にして20分から60分がおすすめです。
体力がない小型犬は、散歩の回数を少なめに
小型犬のワンちゃんもストレス発散やリフレッシュなどの目的で、散歩が必要です。しかし、小型犬はもともと激しい運動に耐えられるような骨格や筋肉をもっていません。大型犬と同じような距離や回数の散歩をしてしまうと、ワンちゃんの体に負担になってしまう場合も。
同じ小型犬でも、チワワやトイプードルなどの愛玩犬のワンちゃんは、1回の散歩の距離を短くしてあげましょう。
一方で、コーギーやミニチュアダックスフントなどの狩猟犬は、1回の散歩の距離を長くして、豊富に運動をさせてあげるといいでしょう。
中型犬に適した散歩回数と距離は?その理由も解説
中型犬のワンちゃんは、犬種によって必要な運動量が異なります。中型犬のワンちゃんにおすすめの散歩回数と距離、その理由を解説します。
中型犬に分類される犬種
柴犬、ビーグル、ブルドッグなど
中型犬に必要な散歩回数と距離
中型犬のワンちゃんにおすすめの散歩回数は、1日に2回です。1回の散歩では、2kmほどを目安に散歩に連れて行ってあげましょう。1回の散歩で20分から30分ほどの時間をかけるようにします。
中型犬のワンちゃんの散歩は2回|犬種ごとの運動量をチェック
中型犬のワンちゃんは、小型犬のワンちゃんよりも体が大きいため、体力もあります。そのため、中型犬のワンちゃんは、小型犬のワンちゃんよりも運動量が必要です。
また、中型犬のワンちゃんは、犬種によって、適した運動量に幅があるもの。ボストン・テリアや甲斐犬など、活発なタイプのワンちゃんは、散歩の途中でドックランを利用したり、公園で飼い主さんが遊んであげたりして、運動量を確保してあげましょう。
大型犬に適した散歩回数と距離は?その理由も解説
大型犬のワンちゃんにおすすめの散歩回数とその理由を解説します。
大型犬に分類される犬種
アフガン・ハウンド、ゴールデン・レトリーバー、シベリアン・ハスキーなど
大型犬に必要な散歩回数と距離
大型犬のワンちゃんに必要な散歩の回数は1日に2回。距離にして3kmから4kmを目安に、散歩に連れて行ってあげましょう。時間にすると、1回30分から60分ほどが目安です。
大型犬は長い時間の散歩が必要?
大型犬のワンちゃんは、成犬になる前に運動をさせすぎると、股関節形成不全をはじめとする障害や骨折などのケガを負ってしまうことも。
そのため、大型犬のワンちゃんは、中型犬のワンちゃんのように散歩の途中にドックランに連れて行ってあげたり、飼い主さんと追いかけっこをしたりと走ることを意識した散歩はおこないません。
大型犬のワンちゃんの体格は、長い距離の移動に適しています。散歩のときは、ゆっくり歩くことを意識しましょう。
ワンちゃんの大きさごとに異なる散歩の回数と距離をチェック
ストレス発散や社会性をはぐくむ目的もあり、ワンちゃんには日々の散歩が欠かせません。ワンちゃんの散歩は、ワンちゃんの大きさによって回数や距離が異なります。また、犬種によっては、運動量をあげるために、ドッグランの併用が好ましい子も。
一方で、適した運動量以上の散歩をさせてしまうと、骨格に異常が出たり、体に負担がでてしまう場合もあります。
ワンちゃんに適した散歩の回数と距離をチェックして、負担がなく楽しい散歩に連れて行ってあげましょう。