猫と過ごす家づくりVol.1｜トイレってどうすれば良い？

ネコちゃんを室内飼いするときに、まず最初におぼえさせたいのがトイレのしつけです。ネコちゃんは、トイレにこだわる動物です。快適なトイレを用意してあげないと、粗相を繰り返したり、トイレを我慢して膀胱炎になってしまったりも。

トイレ環境を整えて、ネコちゃんが気持ちよく排泄ができるようにうながしてあげましょう。

室内に設置するトイレは、飼い主さんの処理のしやすさを優先しがちですが、ネコちゃんの習性や性格を加味して、ネコちゃんにあったトイレの設置が大切です。

猫のトイレの設置場所どこがおすすめ？

ネコちゃんが落ち着いて排泄ができるように、トイレの場所をきめてあげましょう。

ネコちゃんのおしっこやうんちの量や色などのチェックは、飼い主さんがネコちゃんの状態を知るものさしになります。ネコちゃんのトイレは、飼い主さんが普段過ごす部屋の片隅など、目が届く場所に設置するようにしましょう。

野生のネコちゃんは排泄を食事場所と離れたところでおこないます。野生本能が残るネコちゃんのトイレを、食事をする場所の近くにしてしまうと、ネコちゃんは安心して排泄ができなくなってしまいます。食事をする場所と排泄する場所をわけてあげるようにしましょう。

ネコちゃんは、周りがうるさい環境だと落ち着いて排泄ができません。また、排泄物のにおいがこもるような、寒気が悪い場所だとネコちゃんがトイレに近づかなくなることも。ネコちゃんのトイレは、人通りが少なく、静かで風通しがいい場所を選びましょう。

ネコちゃん用のトイレの種類は、さまざまなものがあります。ネコちゃんが気に入るトイレを見つけてあげましょう。

上の段にスノコ、下の段にプラスチックのトレーが設置されている二重構造のタイプのトイレです。上の段に猫砂を敷き詰め、下の段にはペット用のトイレシートを敷きます。おしっこは上の猫砂を通って、トイレシーツに吸収されるため、掃除の手間が省けます。

上からネコちゃんが入って、排泄をする、場所をとらない省スペースのタテ型タイプです。猫砂の飛び散りや、匂いが部屋の中に充満するのを防げるメリットがあります。

ネコちゃんの出入りをセンサーで感知して、掃除や猫砂の交換を自動でおこなうタイプのトイレです。日中、留守が多い飼い主さんも、ネコちゃんのトイレを清潔に保ってあげられるでしょう。

箱型で、左右と上が開いているタイプのトイレです。プラスチック製で、水洗いが可能なものが多く、お手入れや猫砂の交換が楽におこなえます。また、屋根がないのでネコちゃんの排泄物のチェックをしやすいメリットもあります。

屋根付きのトイレで、横にネコちゃんが入れる穴が空いているタイプのトイレです。周りを覆われているので、排泄をみられたくないネコちゃんも安心です。また、猫砂の飛び散りや排泄物の臭い漏れも防止できます。

高い壁に覆われているタイプのトイレです。排泄後に猫砂を飛び散らせてしまうネコちゃんや、スプレー行為でおしっこを高く飛ばしてしまうネコちゃんにおすすめです。オープンタイプなので、密閉空間が苦手なネコちゃんも安心して、排泄ができるでしょう。

トイレをかこっているカバーが低いタイプのトイレです。足が短いネコちゃんや、老齢で足腰が弱いネコちゃんも、入口が低いのでトイレに入りやすいでしょう。ネコちゃんが排泄をしたら、すぐにきづけるメリットもあります。

ネコちゃんが快適にトイレで排泄ができるように、トイレ以外にも必要なものを確認しておきましょう。

ネコちゃんは、においに敏感な動物です。自分のトイレであっても、排泄物のにおいがあると、トイレを使えなくなることも。ネコちゃんのトイレには、消臭効果がある猫砂を敷いて、臭いがとりのぞきましょう。猫砂には、さまざまな種類があります。ネコちゃんにあったものをえらんであげましょう。

足元がおぼつかない子猫や老猫に深さのあるトイレをつかう場合、スロープやステップを設置して、トイレに出入りがしやすいように、工夫しましょう。

デリケートな性質のネコちゃんは、トイレも快適な状態を保ってあげる必要があります。ネコちゃんが落ち着いて排泄できる場所に、トイレを設置してあげましょう。

また、ネコちゃんのトイレにはさまざまな種類があります。決まった場所で安心して排泄ができるようにネコちゃんにあったトイレを選びましょう。