飼い主さんが留守にしているあいだ、ワンちゃんのお世話を頼んだり、散歩に連れ出してもらったり、ペットシッターは頼りになる存在です。
ペットシッターは男性、女性ともに活躍していますが、ワンちゃんは犬種や大きさによって、引っ張る力や体力が異なります。
大型犬のワンちゃんを安心してお任せしたいなら、筋力があり、ワンちゃんのひっぱる力にも対応が可能な男性のペットシッターがおすすめです。
目次
大型犬は男性ペットシッターが適している
飼い主さんがいない状態でも、ワンちゃんには楽しく安全に過ごしてほしいものですよね。
しかし、飼い主さんがいない状況にストレスや不安感を感じてしまうワンちゃんも少なくありません。お散歩中に不穏を感じて予想外の動きをしてしまうことも。
大型犬のワンちゃんが不測の動きをすると、力のないペットシッターはひきづられてしまい、ワンちゃんがケガをしたり、まわりのワンちゃんや飼い主さんにとびかかってしまったりするかもしれません。
大型犬の筋力はどれくらい
ワンちゃんの大きさや犬種によって明確に、大型犬、中型犬、小型犬が分類されているわけではありません。しかし、一般的には、体重が25㎏以上のワンちゃんは大型犬とカテゴライズされています。
体重25kgの大型犬のワンちゃんの筋力はどれくらいなのでしょうか。
大型犬の噛む力
大型犬の噛む力はおよそ160kgです。犬種によっては、200kg以上になる場合も。
大型犬の走る速度
ワンちゃんの犬種により異なりますが、時速36kmほどです。
犬の引っ張る力
ワンちゃんが引っ張る力は、体重のおよそ3倍の威力になります。体重25kgの大型犬の場合、引っ張る力は75kgにも相当します。
ワンちゃんが急に駈け出したり、リードを引っ張ったりしたときのために、大型犬には男性のペットシッターが適しているといえるでしょう。
高齢で体重の重いワンちゃんも男性が安心な理由
大型犬のワンちゃんのお世話に男性が向いているのは、散歩のときだけではありません。介護が必要な高齢のワンちゃんのお世話も、力がある男性が適しています。
足腰が弱くなった高齢のワンちゃんの介護は、排泄のお世話や食事の見守りだけではありません。ときには、寝具が汚れてしまったり、ワンちゃんをかかりつけ医に連れて行ったりする場面に出会うこともあるでしょう。
自分で歩けないワンちゃんは、ペットシッターが抱き上げて移動させてあげなくてはなりません。大型犬のワンちゃんをしっかり抱き上げて、移動させるさいも力が強い男性のペットシッターが安心でしょう。
ペットシッターの筋力は性別で異なる
ペットシッターの筋力は、男性と女性で違いがあります。一般的に男性のほうが女性よりも力があるため、重いものを持ち上げたり、引っ張ったりできるといわれています。男性と女性の筋力にはどれだけのちがいがあるのでしょうか。
男性と女性筋力の違い
ものをつかんだり、つかんだものを維持したりするときに必要になる握力。ワンちゃんに引っ張られても、リードをつかんでおくのにも、握力が必要です。
では、男女の握力差はどれくらいなのでしょうか。
スポーツ庁の調べによると、成人男性の握力は20代から40代の平均が約45㎏から47㎏。一方、成人女性の握力は、20代から40代で27kgから29㎏です。
筋力差はなぜ生まれる?
男女の筋力差はなぜ生まれるのでしょうか。筋力は、筋肉量に比例しています。同じ体重の男女では、男性の筋肉量は女性の約1.7倍もあります。男性のほうが筋肉量が多いため、筋力も多くなるのです。
男性の筋肉が女性より多い理由は、男性ホルモンに関係しています。筋発達をうながす男性ホルモン、テストステロンが男性が女性の10倍もあるため、筋力差が生まれるのです。
ペットシッターの担当は希望に添えない場合も
ペットシッターは家に入ってワンちゃんのお世話をする場合があるので、1人暮らしの女性の場合、同性のペットシッターを望まれる場面は少なくありません。また、飼い主さんのいない家に入る状況から、男性よりも女性を好まれる傾向にあります。
しかし、大型犬のワンちゃんのお世話をする場合、男性よりも筋力がおとる女性では、ワンちゃんの急な引っ張りや、飛び出しに対応できない可能性もあります。
また、介護が必要な大型のワンちゃんを抱っこできずに、ワンちゃんをケガさせてしまう事態も考えられます。
そのため、ワンちゃんの体格や性格によっては、飼い主さんのご希望に添えない場合もあることも考慮しておきましょう。
大型犬のペットシッターは男性が安心
飼い主さんが不在のときに、大型犬のワンちゃんのお世話を頼む場合、筋力が女性よりも高い男性ペットシッターにお任せするのが安心です。
大型犬のワンちゃんはかむ力も引っ張る力も、人間以上の力を発揮します。ペットシッターとのお散歩で不穏になり、イレギュラーな動きをしてしまう可能性もあるでしょう。
ワンちゃん自身がケガをしたり、ほかの飼い主さんやワンちゃんに危害をくわえないために、力が強い男性ペットシッターを利用しましょう。