ペットの猫とお散歩を楽しみたい|散歩の準備と注意点をチェック

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室内飼いのネコちゃんは、外でのお散歩は必要なのでしょうか。飼い主さんのなかには、ネコちゃんを外気にふれさせたい、外の環境に慣れさせたいなどの理由からネコちゃんをお散歩させたいと考える人もいるようです。また、室内で飼われているネコちゃんのなかにも、外が好きな子もいます。

 

ネコちゃんにお散歩は絶対に必要なわけではありませんが、外の環境がいい刺激になることも。ネコちゃんをお散歩させたいなら、準備や注意点を確認しておきましょう。

 

猫の予防接種は接種済み?お散歩するなら忘れずに!

ネコちゃんが外に出たそうにしている、飼い主さんがネコちゃんとのお散歩を楽しみたいからといって、すぐにネコちゃんを外に連れ出すのは危険です。室内飼いのネコちゃんの場合、予防接種を毎年打っていない飼い主さんも多いのではないでしょうか。

 

外に出ると感染症にかかりやすくなる

ネコちゃんが外に出ると、感染症にかかる確率があがります。予防接種を受けていないと、感染力の高い伝染病にもかかりやすくなってしまいます。

 

ペットの猫のワクチン

現在、ネコちゃんがかかる可能性のある感染症7種類にワクチンがあります。

 

  • 猫ウィルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症〈猫伝染性腸炎)
  • 猫クラミジア感染症
  • 猫白血病ウィルス(FeLV)感染症
  • 猫免疫不全ウイルス感染症(FIV、猫エイズウイルス)
  • 狂犬病

 

外に出す場合は基本の三種混合猫ヘルペスウィルス、猫カリスウィルス、猫パルボウィルスだけでなく、猫白血病ウィルスを含む5種混合や狂犬病などのワクチンの予防接種も検討しましょう。

 

猫とのお散歩はハーネスも工夫したい

ネコちゃんもお散歩のときは、ハーネスをつけるのがマナーです。ネコちゃんとのお散歩にも、ワンちゃんと同じようにハーネスを準備しておきましょう。

 

猫のお散歩には首輪よりもハーネスを

ネコちゃんとのお散歩に、ワンちゃんが使うような首輪につなげるリードは利用しないようにしましょう。

 

顔が小さいネコちゃんは、しっかり締めたと思っていてもお散歩の途中に首輪が抜けてしまうことがあります。

 

ネコちゃんの安全のためには、前足に通すハーネスタイプのものを利用しましょう。

 

猫とお散歩に行く前にハーネスの練習をしよう

まずは、ハーネスに慣れさせるところから始めます。ハーネスとリードをつけて家の中をお散歩させて、ハーネスで歩く練習をさせましょう。

 

ネコちゃんが嫌がる場合には、すぐにハーネスを外してあげてくださいね。

 

猫用ハーネスの選び方

ネコちゃん用のハーネスにはいろいろな種類があります。飼い主さんはネコちゃんにあったハーネスを選ぶようにしましょう。

 

  • ネコちゃんの胴回りをチェック

ハーネスを用意するときには、ネコちゃんの胴回りを確認します。ハーネスと胴回りのあいだにすきまがあると、ネコちゃんは体をよじってハーネスから抜け出してしまいます。

ハーネスとネコちゃんの体のすきまに指が2本入るくらいのフィット感のものを選びましょう。

 

  • 着脱しやすく着心地のいいハーネスを選ぶ

ネコちゃんのハーネスには、ネコちゃんが動きやすい紐タイプやホールド力の強いベストタイプなどがあります。

 

どのタイプのハーネスでも、ネコちゃんに着せやすく脱げやすいものを選ぶようにします。

 

着脱に手間取ったり、時間がかかったりするとネコちゃんがハーネスを嫌いになってしまう場合もあるでしょう。

 

また、ネコちゃんが快適に過ごせるように着心地のいいハーネスを選ぶのもポイントです。通気性があるものや肌に負担をかけない素材のハーネスを用意しましょう。

 

ペットの散歩中は毒になる植物に気をつけて!

ネコちゃんがハーネスになれて、予防接種も無事にすませたらいよいよお散歩デビューです。

 

しかし、散歩中は周辺に生えている植物に注意が必要です。ネコちゃんにとって危険な植物は700種類もあるといわれています。

 

植物のなかには、ネコちゃんが口にすると最悪死にいたるものも。ネコちゃんが口にすると危険な植物には、何科のものがあるのか確認しておきましょう。

 

  • ユリ科:ユリ、チューリップ、ネギなど

ネコちゃんにとって最も危険とされるのが、ユリ科の植物。中毒症状をおこし、最悪の場合、死に至ります。

 

  • スズラン亜科:スズラン、ヤブランなど

あやまって摂取すると、下痢や嘔吐、心不全などを引き起こします。症状が重いと、死に至る場合もあります。

 

  • ヒガンバナ科:ヒガンバナ、スイセンなど

ヒガンバナ科にの球根は毒性が強いので、近づかせないようにしましょう。誤って摂取すると、中枢麻痺や血圧低下を引き起こします。

 

ペットの猫との散歩を楽しみたいなら

ネコちゃんとお散歩に出たいと考えたときには、予防接種やハーネスの準備が必要です。

また、お散歩中は、毒性のある植物の誤食にも気をつけなくてはいけません。

 

ネコちゃんの散歩についての疑問や質問、アドバイスは、DEARPETの無料相談窓口で受け付けています。

 

ネコちゃんと楽しく散歩を楽しむために是非ご利用くださいね。